...少くとも一つになることによりて相互の慰藉を得る樣にしてやつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...乃至相互に異性の第一印象を他人によりて印刻せられたる悔恨も――此等は凡て割かれたる半身が再び一つになる爲の租税となるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...世界は政治的に一つになる...
石原莞爾 「最終戦争論」
...磯から登る潮霧と一つになる...
寺田寅彦 「嵐」
...一つになる機会を得ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...後日になれば其苦勞が面白い話の一つになる...
長塚節 「旅行に就いて」
...わずか一平方センチメートルの百分の一にもたらぬ皮膚の接触によってでも二人は肉体的にも精神的にも完全な一つになるような気持ちがしました...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...着物も剥がれて長襦袢一つになる騒ぎになると...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...一つになる時にかぎるのだから...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...おだるは例の長襦袢一つになる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...同じ愚かさの中で一つになる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...見る眼と見られる物とが一つになる事だといってもよい...
柳宗悦 「民藝四十年」
...老公を戴く水戸の勢力とが一つになることは...
山本周五郎 「新潮記」
...君が辰子とまた一つになるならないについては君の意志次第でどうにでもなることと思ふ...
横光利一 「悲しみの代價」
...彼らは群衆と一つになると...
横光利一 「上海」
...正成の隊と一つになるまではである...
吉川英治 「私本太平記」
...戛々(かつかつ)と具足のひびきと十余名の跫音(あしおと)が一つになる...
吉川英治 「新書太閤記」
...西行は妻を捨てたかという問題とも一つになる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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