...一つずつそばへよってしらべてまわりました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...どちらもたった一つずつの...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...通路をへだてて一つずつ...
太宰治 「帰去来」
...と声を一つずつ区切って泣出した...
太宰治 「パンドラの匣」
...すなわち原子はその核の周囲をめぐる電子を一つずつ増すことによって一つの物質から他の物質に移って行く...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...手当り次第に一つずつ持込まれたかの観があった...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...その小石を一つずつ取っては移し...
中里介山 「大菩薩峠」
...机の抽出(ひきだし)を一つずつ抜いて...
夏目漱石 「虞美人草」
...二人が籠を一つずつ持っている...
夏目漱石 「文鳥」
...あせると一つずつ縮尻(しくじり)を重ねて証拠を撒き散らして行くから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...通りすがりの人に広告マッチを一つずつくれている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...三方の壁に一つずつ窓があり...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...シャンパン・グラスが一つずつ...
久生十蘭 「魔都」
...群像の一つずつを透しながら...
久生十蘭 「魔都」
...星(ほし)が一つずつきえてゆきます...
宮沢賢治 「いちょうの実」
...一つずついえば醜いほうの顔であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一つずつ人々が持っており...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...一つずつ珈琲(コーヒー)をおいた...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??