...一つずつ数えるように上がって...
芥川龍之介 「偸盗」
...一つずつ明(あかる)く切り抜かれていた...
芥川龍之介 「路上」
...両方の窓ののぞき穴からは、やさしい、なごやかな目が、一つずつ、のぞいていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...みきがそれを一つずつ持って行った...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一つずつコップを持った...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...通路をへだてて一つずつ...
太宰治 「帰去来」
...一つずつ反覆するに及んで...
戸坂潤 「科学論」
...首輪はひとりに一つずつだったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一週間に一つずつでも...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...そしてその縄の所々へ結び目を穴に開けてこの穴へ女の頭を一つずつ入れておいて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一と晩に一つずつ...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...一つずつ鍵を扉のところへ押し付けてゴトゴトやっていたが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...シャンパン・グラスが一つずつ...
久生十蘭 「魔都」
...父母の年忌に廓中そのほか出入りの者まで行平鍋(ゆきひらなべ)を一つずつ施したり...
南方熊楠 「十二支考」
...」と言いながらクねずみの足を一ぴきが一つずつかじりました...
宮沢賢治 「クねずみ」
...この人去ってのち一つずつ無くなってしまったというが...
柳田国男 「こども風土記」
...一つずつ覗き出した...
横光利一 「上海」
...一つずつ人々が持っており...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
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