...彼はすこし胸をワクワクさせながらその狭い階段を登っていった...
海野十三 「蠅男」
...なんだかワクワクするような...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...相手をワクワクさせていることを...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私は又胸をワクワクさせた...
中戸川吉二 「イボタの虫」
...私がワクワクしながらそれを取上げて見ると...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...期待と得意にワクワクしているドヴォルシャークと...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ワクワクするやうな緊張を孕(はら)み...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――兄貴をワクワクさせる相手というのは...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...未だそれが果してどうとも見当が附きもしないうちに彼の胸は嬉しさの余りワクワクと躍つた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...そんな妄想に耽つて胸をワクワクと躍らせた...
牧野信一 「スプリングコート」
...唇がワクワクと震へて堪らなかつた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...ワクワク身体中へ噴き上げてきた...
正岡容 「寄席」
...十八の小むすめのようにワクワクして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...家の病人の悪いと云う事で旅先から帰ると云うのは私にとっては今度が初めてで口に云い表わせないワクワクした気持がそう云う事に経験のない私の心を目茶目茶にかき廻した...
宮本百合子 「悲しめる心」
...ワクワクとにじりさがりながら)……た...
三好十郎 「冒した者」
...男のくせに何をワクワクするんです...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...と言って――いかにかれがこの切迫にワクワクしても...
吉川英治 「江戸三国志」
...ワクワクと身をもみ悩む新九郎に...
吉川英治 「剣難女難」
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