...“カムイ・エロキ”(神・そこに住む所)とか“カムイ・イワキ”(神・そこに住む所)とか云っているのは...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...洗面所のワキを二十間ばかりすぎたとこで...
徳永直 「工場新聞」
...ワキよりも地頭よりも未熟なシテの役者をわれわれはしばしば見る...
野上豊一郎 「演出」
...おへその兩ワキのは動くので燒けあとが大きかつた...
長谷川時雨 「お灸」
...トランクとスロワキア人とについての心配から解放されて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...正面までしづしづと出てきたワキは...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...それはワキに自分を發(あば)いて呉れるやうにと歎願する...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...ワキの眼差しの函數(フォンクシオン)である...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...……ワキは尋ねる...
堀辰雄 「クロオデルの「能」」
...あるいはワキ師がハヤシ方に成つても善からう...
正岡子規 「病牀六尺」
...もし出来るならばシテも遣る、ワキも遣る、ハヤシ方も遣る、狂言も遣る、さういふやうな人もあつて差支ないであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...オエンの『マスクワキー印甸人(インジアン)の民俗』に馬踊りてふ条あり...
南方熊楠 「十二支考」
...ワキやんと呼んだ彼が...
柳田国男 「故郷七十年」
...ワキモコガはマキムクノの訛(なま)り...
柳田国男 「山の人生」
...井上善作 (ワキ)小出久太郎 (ワキツレ)諸岡勝兵衛 (大鼓)宮崎逸朔 (小鼓)上田勇太郎 (太鼓)国吉静衛 (笛)辻儀七 (間)野村久...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ワキ役を通じて記憶(おぼ)え切れぬ位数多く舞台を踏ましてくれたものであったが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...人間が人間と相對した時、一方は、一方の人間に、何のワキ書も、心理説明もなく、その心理を感得する...
吉川英治 「折々の記」
...志村金五郎(しむらきんごろう)のワキで羽衣(はごろも)を舞った老公のすがたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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