...三個の丸い檸檬(レモン)との上に置いてあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...コンコドスは黄色いレモン水のようなやつさ...
海野十三 「地獄街道」
...よほどの花好きとみえて、芝生の間にも幾つかの花壇があって、紅、白、銅、レモン、黄、ありとあらゆる大輪の薔薇(ばら)が、眼も醒(さ)めんばかりにあざやかな色を見せています...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...お茶へは何をお入れになります?檸檬(レモン)よりも「彼の主人の声(ヒズ・マスタアス・ヴォイス)」の蓄音機レコードのほうが宜しう御座いますわ...
谷譲次 「踊る地平線」
...今のレモン・エッセンスであったのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...その夜も晴代はそつとバアテンから貰つたレモンを十ばかり紙にくるんで土産に持つて帰つた...
徳田秋声 「のらもの」
...ここにその処方がある、曰(いわ)く、レモン水、過度の運動、労役、疲労、石曳(ひ)き、不眠、徹夜、硝酸水および睡蓮(すいれん)の煎(せん)じ薬の飲取、罌粟(けし)および馬鞭草(くまつづら)の乳剤の摂取、それに加うるに厳重なる断食をもって腹を空(から)にし、その上になお冷水浴、草の帯、鉛板着用、鉛酸液の洗滌(せんじょう)、酸水剤の温蒸...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...レモンは僕の目にしみて...
中原中也 「夜汽車の食堂」
...彼は自分の前に置かれた紅茶茶碗の底に冷たく浮いている檸檬(レモン)の一切(ひときれ)を除(よ)けるようにしてその余りを残りなく啜(すす)った...
夏目漱石 「明暗」
...五銭のレモンティを呑みながら...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...実のなったレモンの木が...
林芙美子 「新版 放浪記」
...レモンの木蔭に這い込み...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...レモンをかけて喰べてもいいし...
久生十蘭 「キャラコさん」
...冷たいコンソメにレモンジュースを入れたのが先づ美味い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...レモン・パイの半分這入った紙袋などが置いてある...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...ポケツトを探ると干からびたレモンのかけらがあつたので...
牧野信一 「駆ける朝」
...ジョウはレモン水がいきわたったとき...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...ポレモンなどは奇跡だといわれている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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