...レモン石鹸にて全身の油を洗い流して清浄の...
太宰治 「二十世紀旗手」
...その叔父サン・テヴレモンド侯爵...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...晴代はレモンを出して見せながら...
徳田秋声 「のらもの」
...P・デュ・ボア・レモンは数学者を有限論者と無限論者との二陣営の哲学者に分類したが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...裏にはレモンの花が匂ふ...
中島敦 「環礁」
...五銭のレモンティを呑みながら...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...レモンと残つた砂糖と...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...実のなったレモンの木が...
林芙美子 「新版 放浪記」
...薄いレモン地に臙脂の細い立縞をよろけさせたお召に...
久生十蘭 「姦(かしまし)」
...(キャラコの分)コッペ二つ、レモン二個、角砂糖一箱、板チョコレート二枚...
久生十蘭 「キャラコさん」
...レモンのような柑橘類の少し熟したものを食べると...
宮城道雄 「声と食物」
...それを火から卸(おろ)して玉子の白身二つ振(ぶり)よく泡立たせて混てレモン油でも少し滴(た)らして型へ入れますが型がなければブリキの鉢でも何でも出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...何故に魚を料理する時レモン汁かあるいは酢を用ゆるや...
村井弦斎 「食道楽」
...ワニラかレモンを加えればなお結構です...
村井弦斎 「食道楽」
...例えばあのギリシアの若い遊蕩児ポレモンを見たまえ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ポレモンなどは奇跡だといわれている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...レモンを割ると強い匂いに日本の青葉のころが身にしんで来る...
横光利一 「欧洲紀行」
...ポートサイドでレモンの皮のはいった塩水で嗽(うがい)をしてスエズ運河の両岸の夜景に挟まれて身の丈を長くした妾は天晴(あっぱ)れ一人前の女になったのです...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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