...かの女が玉突屋兼業のレストランをやつて見ようと云ふ出來心を起した時...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大衆食堂から高級レストランに来たみたいに静かだった...
高見順 「いやな感じ」
...事実私達はホテルやレストラントで食事する場合...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あとはまたいつ逢はれるかわからないんですもの……大目に見て呉れますの……」「…………」三朝飯も幅(はゞ)で下のレストランに入つて二人並んで食ひ...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...彼女は思った――レストランでは百二十ルーブル払った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...試みに某レストランの食卓についてまず卓上の銀皿(ぎんざら)に盛られたナンキン豆をつまんでばりばりと音を立ててかみ砕いた瞬間に不思議な喜びが自分の顔じゅうに浮かび上がって来るのを押えることができなかった...
寺田寅彦 「自由画稿」
...近ごろあるレストランで友人と食事をしていたら隣の食卓にインドの上流婦人らしい客が二人いて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...安直なレストランなどで食事を取ったりした...
徳田秋声 「仮装人物」
...あかあかと灯のついてるレストランに入り...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...私たちが疲れて着いた晩に停車場前のレストランでとにかく空腹を養ひ得たのもそのおかげだつた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...湯元ホテルとかいふ木造のホテル兼レストランがある...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...私は町のレストラントに坐つて居た...
萩原朔太郎 「宿命」
...並木通りの『アラミス』というレストラン...
久生十蘭 「あなたも私も」
...東京にも指を折る程しか無い本式のレストランを除いては...
細井和喜蔵 「女給」
...僕たちはレストランを出る...
堀辰雄 「眠れる人」
...君の知っているカフェーかレストランがあるだろう」という話だったが...
夢野久作 「少女地獄」
...両替をするつもりで王君のレストランへ這入(はい)った...
夢野久作 「焦点を合せる」
...レストランに休んでいると...
横光利一 「欧洲紀行」
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