...うすのろのルンペンで刑務所にはいったほうが食いものがあっていいというようなやつをですね...
江戸川乱歩 「影男」
...それでは左様なら」と例の春婦とルンペンを愛し...
田中英光 「さようなら」
...ルンペンは一夜の契約だが...
種田山頭火 「行乞記」
...貯へを持たないルンペンだから...
種田山頭火 「行乞記」
...ルンペンだつたために...
種田山頭火 「其中日記」
...離愁□人間性に根ざす流浪性□孤立と集合□人間は人間の中□ルンペンの悲哀四月廿三日曇――晴...
種田山頭火 「其中日記」
...酒と菓子とをルンペン君に奢つた...
種田山頭火 「其中日記」
...ルンペンは『寝たとこ我が家』という...
種田山頭火 「寝床〔扉の言葉〕」
...処が実際都市の人口の多数を占める労働者やルンペンやその候補者達は...
戸坂潤 「社会時評」
...失業者だってカード登録者と純然たるルンペンに較べたら...
戸坂潤 「社会時評」
...そこで路傍のしかるべきルンペン子を召集して...
中里介山 「大菩薩峠」
...ルンペンプロレタリヤで御座候だ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「それはルンペンだ」とか...
葉山嘉樹 「遺言文学」
...なんか出たぜえ」腐ったようなシャツを着た白髪頭のルンペンが...
久生十蘭 「金狼」
...金持の与太息子でなければ芸術的ルンペンであった...
三好十郎 「俳優への手紙」
...子供は勿論のこと血気盛んな……今で云うルンペン風の男も交っていた...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...この船は国際的ルンペン船でもなけあ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...彼等特有の階級を無視したルンペン語を使った...
夢野久作 「老巡査」
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