...だがルンペンになった僕が...
海野十三 「深夜の市長」
......
種田山頭火 「行乞記」
...それより外に何物もない!とにかくルンペンのひとり旅はさみしいね...
種田山頭火 「行乞記」
...しぜんルンペン――旅人をおもふ...
種田山頭火 「其中日記」
...深川のトミには時々僕に酒をおごってくれるルンペンの大パトロンがいるし...
辻潤 「だだをこねる」
...自分のルンペン振りもどうやら職業化して来たことを感じるようになったのである...
戸坂潤 「社会時評」
...ただ生活のルンペン性がある...
豊島与志雄 「風俗時評」
...そこに生活的ルンペン性がひそんでいる...
豊島与志雄 「風俗時評」
...戸外生活をするルンペンたちが...
萩原朔太郎 「秋と漫歩」
...生れつき浮浪人のルンペン性があるのか知れない...
萩原朔太郎 「秋と漫歩」
...チャップリンの扮してゐる乞食ルンペンと邂逅する...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...貴女はいつまでもルンペンでいけないと云うのです...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...三人のルンペンがその上に乗って針金でこしらえた四手網のようなもので堀の底を浚っていた...
久生十蘭 「金狼」
...私はルンペン同様な素寒貧(すかんぴん)であれば...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ルンペンの愛が少数のプロレタリアートの愛に替え難いとしても...
槇村浩 「小熊秀雄と藤原運」
...吾輩はそうしたルンペン道の代表者である...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ルンペンが三人ほど倚(よ)りかかっていた...
夢野久作 「老巡査」
...ルンペンの中の二人は追い払われるのかと思ったらしく逃げ腰になった...
夢野久作 「老巡査」
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