...小林少年のリンゴのような頬をながめながら...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...けれども土地の所有者や旅びとが見のがしている野生のリンゴは料理用のために少々摘みあつめて貯えた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わしはさきに話に出た梶川悲堂と青島(チンタオ)に行った」「それが東北革命軍ですか」北槻中尉はリンゴのような頬をいよいよ紅潮させていた...
高見順 「いやな感じ」
...リンゴ酒を出しませうと言ふのだが...
太宰治 「津軽」
...這ふやうにして皆にリンゴ酒を注いで廻り...
太宰治 「津軽」
...……八時頃出発、九時乗車、名古屋へ、リンゴ舎へ...
種田山頭火 「旅日記」
...「女性」に出てゐる豊島与志雄の『リンゴ』といふものをその次ぎに読んだ...
田山録弥 「三月の創作」
...よその家のリンゴをとろうとしたのは...
新美南吉 「名なし指物語」
...一つのリンゴをとろうとしたからって...
新美南吉 「名なし指物語」
...わたしリンゴの方が好きよと...
林芙美子 「柿の実」
...リンゴなどの食う部分は...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...リンゴリンゴの果実は...
牧野富太郎 「植物知識」
...あるいはセイヨウリンゴといわねばならぬものである...
牧野富太郎 「植物知識」
...本当のリンゴは林檎であって...
牧野富太郎 「植物知識」
...今日(こんにち)のように西洋リンゴ(トウリンゴ)を単にリンゴと呼ぶのは...
牧野富太郎 「植物知識」
...リンゴのやうに赤い頬(ほ)つぺたをして帰つて来ました...
槇本楠郎 「母の日」
...けさは、私は妙に眼が充血して痛んで、すぐ仕事しようと勢こんでいたのに、多賀ちゃんを出してから、リンゴをすって、それをガーゼにつつんで昼まで両方の眼をひやしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのリンゴが声をはりあげて...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ホレおばあさん」
便利!手書き漢字入力検索