...幅廣の鼠のリボンを生温かい風が煽る...
石川啄木 「鳥影」
...そのカンカンに結びつけた紅いリボンがたいへん気に入ったとみえて...
海野十三 「三人の双生児」
...日光のなかの繻子(しゅす)のリボンのように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...リボンと鉛筆とナイフとだけしかありませんでした...
竹久夢二 「クリスマスの贈物」
...白いリボンを髪に(さ)して...
田山花袋 「蒲団」
...古い油の染みたリボンがその中に捨ててあった...
田山花袋 「蒲団」
...またそのころのやさ男が粉をふりかけた鬘(かずら)のしっぽをリボンで結んで...
寺田寅彦 「ステッキ」
...ここにあるいくすじの細いリボンの...
中勘助 「小品四つ」
...その根元に赤いリボンを括(くく)りつけた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...赤いリボンの帽子(ぼうし)をかぶったかあいいおじょうちゃんでした...
新美南吉 「赤とんぼ」
...その海老茶色のリボンでさへも...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...下のほうは一つ目で終っている絹リボンによって子供らしく不器用にしめつけているため...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...赤や青のリボンでぶらさげてある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...リボンシトロンも...
古川緑波 「清涼飲料」
...「リボンを結ぶ夫人」を見る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...紫のリボンを結んだステッキで床(ゆか)を叩きながら呼びかけたが...
牧野信一 「サクラの花びら」
...かれの胸の赤いリボンは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...連れの男も上衣のボタン・ホールにリボンでこしらえたレーニンの肖像入りの飾り(一個二十カペイキ)などがついている...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
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