...黒のラシャ地を敬遠して...
太宰治 「おしゃれ童子」
...船場の徳光いう羅紗(ラシャ)問屋あること知らん? そこのお嬢さんやねんけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...あらラシャの毛布をかぶって寝るまえに...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...根岸の方の別邸へ引っ込んでいる元日本橋のかなり大きな羅紗(ラシャ)問屋の家などへ出入りしていた...
徳田秋声 「爛」
...その上衣は軽いラシャで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...上衣のラシャはなまなましい肉の大きな切れ目をじかに擦(こす)っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一面に黒ずんだ汚点のついてる引き裂けた黒ラシャの一片を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大きな眼庇のついたラシャの帽子を被っていた...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...このビラシャラが癪に触らあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...仮りに日本の娘が一万人だけラシャメンになったと積ってごろうじろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほのかに葡萄(ぶどう)がかった灰色薄ラシャの地味な洋装に...
野村胡堂 「女記者の役割」
...他の添加物は時に使われるが頻繁には使われない3.これらの着色物プラシャン・ブルーすなわちフェロシアン鉄は健康に傷害を及ぼすとみなされている4.この国では実際に緑茶と言うべきもの...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...10.紫色のうちで2標品は主な成分はプラシャン・ブルーからなるアントワープ・ブルーとコチニールと思われる有機赤色色素の混合物であった...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...ヘンな隆鼻術をほどこしたやうなラシャメンみたいな女が色々話しかける...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あるいはまたラシャやフェルトで腿(もも)をふくらませたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それ飲みながらいっしょに歩いていけばいいよ」娘はすぐ粗末なラシャのトッパアを着て出てきた...
山川方夫 「その一年」
...黄ラシャの陣羽織に...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼女が洋妾(ラシャメン)だろうと云う...
吉行エイスケ 「孟買挿話」
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