...その岸には馬桶(モードン)(便器)を洗う女たちがガヤガヤとおしゃべりをしていて...
高見順 「いやな感じ」
...ジャルダン・デ・モードやヴォーグなどと云う外国の雑誌を参考にして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(此の日には音樂會と合併して鯉幟會が開かれたのでこれ程の多人數であつた)ミス・モード・サーマンはいちはやく私の姿を見付けて隣席に來たので初めて主人に紹介した...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...アラ・モードなものなどではあり得ない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今日の大部分の曖昧思想家や曖昧文士のアラ・モードの意匠が之なのであり...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...老法律家モード氏夫妻がホテル第一の賓客で...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...此のカーテンを押し開けて中を覗いてから「失礼しました」と云つて出て行く客があつたとモード夫人が説明してゐた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...毎晩のことですから」とモード夫人迄が珍らしく吐き出すやうに云ふ...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏は若い時でも余り山登りなどはしなかつただらうと思はれる身体付きの癖に...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...同時にモード氏から手紙が来て...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モードレッドは会釈もなく室の正面までつかつかと進んで...
夏目漱石 「薤露行」
...モードレッドは、王に向って会釈せる頭(かしら)を擡(もた)げて、そこ力のある声にていう...
夏目漱石 「薤露行」
...彼女の姿はなぜか完全にレストラン”ブフアラモード”[10]の看板を連想させた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...[10] ブフアラモード パレロワイヤル近辺にある有名なレストラン「ブフアラモード」の看板は肩掛けと帽子を被った牛の姿になっていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...丸い棒のようになって横倒しにノルマンディーふうの小箪笥(コンモード)のうえに落ちかかり...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ジャルダン・デ・モードを読んでいらっしゃった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...ニキチャップとブフアラモード...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...コンモードは水陸ともに棲む...
南方熊楠 「十二支考」
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