...―――モード・エ・トラヴォーに出ている型を示して...
谷崎潤一郎 「鍵」
...モード・ミュラーの詩から引用するほど手きびしい心臓の強いのがいて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...これこそアラ・モードな自然観だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...汚水は馬桶(モードン)から舟に移され...
豊島与志雄 「秦の出発」
...そしてモード夫人は一人々々の客に煙草を喫むかときいて...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏は此のバルコンに小形の天体望遠鏡を設へつけて...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏は、土星とその環との間が本当の隙間かどうかを見る為に、外の星が土星の真後を過ぎるのを見ようと思つてゐるが、なか/\さういふ機会には出会はないと云つてゐた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏がそんなことを少しも知らずに...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モードレッドは、王に向って会釈せる頭(かしら)を擡(もた)げて、そこ力のある声にていう...
夏目漱石 「薤露行」
...ボーセアン子爵夫人がパリのモード界における女王の一人であること...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ブフアラモードとは赤ワインでマリネした牛肉の蒸し煮...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ぞべぞべしたア・ラ・モードの夜会服(ソアレ)でマズルカを踊る恰好なんか...
久生十蘭 「だいこん」
...フランスのある学者が『若し倒立(さかだち)して歩(ある)くことが「流行(モード)」となつたとしたら...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...欲しいだけ持っていけばいい」フィッシャー部長の目が戦闘モードになった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...カシモードは何やら彼の耳に殊更に低声(こごゑ)で囁き...
牧野信一 「タンタレスの春」
...雑誌のモードは、山に海にと、闊達自由な服装の色どりをしめし、野外の風にふかれる肌の手入れを指導しているけれども、サンマー・タイムの四時から五時、ジープのかけすぎる交叉点を、信号につれて雑色の河のように家路に向って流れる無数の老若男女勤め人たちの汗ばんだ皮膚は、さっぱりお湯で行水をつかうことさえ不如意な雑居生活にたえている場合が多い...
宮本百合子 「偽りのない文化を」
...モードの選びについてなどが話題とされて来ている...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...それを自覚しているというのが賢さの一モードであるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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