...その岸には馬桶(モードン)(便器)を洗う女たちがガヤガヤとおしゃべりをしていて...
高見順 「いやな感じ」
...―――モード・エ・トラヴォーに出ている型を示して...
谷崎潤一郎 「鍵」
...この研究・省察・関心・におけるファッション・アラ・モードぶりは...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...思想的装飾のモードとしてのマルクス主義が流行らなくなったということで...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そしてモード夫人は一人々々の客に煙草を喫むかときいて...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏は此のバルコンに小形の天体望遠鏡を設へつけて...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モード氏はあれは本当かといふやうな質問をしてゐた...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...毎晩のことですから」とモード夫人迄が珍らしく吐き出すやうに云ふ...
中谷宇吉郎 「ツーン湖のほとり」
...モードレッドである...
夏目漱石 「薤露行」
...君が傍(かたえ)に坐せる女をも許さじ」とモードレッドは臆(おく)する気色もなく...
夏目漱石 「薤露行」
...ボーセアン子爵夫人がパリのモード界における女王の一人であること...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ぞべぞべしたア・ラ・モードの夜会服(ソアレ)でマズルカを踊る恰好なんか...
久生十蘭 「だいこん」
...たいへんなデモードね」「あなた...
久生十蘭 「野萩」
...脚の低いフランス製の近代風(ア・ラ・モード)な家具を置き並べ...
久生十蘭 「魔都」
...ジャルダン・デ・モードを読んでいらっしゃった...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...フランスのある学者が『若し倒立(さかだち)して歩(ある)くことが「流行(モード)」となつたとしたら...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...素晴しいもんだな――」ナンシーがカシモードと仇名した亀さんは...
牧野信一 「タンタレスの春」
...モードの選びについてなどが話題とされて来ている...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
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