...しかし自然の事実からは人間の都合のいいモラルは必然には出て来なかった...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...文学的影像やモラルにまで押し及ぼすことでなくてはならぬと考える...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...否少なくとも新しいモラルがあるのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...哲学思想と文学との連関点が今日でもモラルの問題に集中している...
戸坂潤 「読書法」
...本には著者の見地を包む著者の願いというようなモラルがあるものだが...
戸坂潤 「読書法」
...通俗モラルのセンチメンタリストとして...
萩原朔太郎 「初めてドストイェフスキイを讀んだ頃」
...僕らの動きの方向を決定するものは同じ倫理(モラル)...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...この觀點を破つたところに成功のモラルの近代的な新しさがある...
三木清 「人生論ノート」
...成功のモラルはオプティミズムに支へられてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...古代人や中世的人間のモラルのうちには...
三木清 「人生論ノート」
...この観念を破ったところに成功のモラルの近代的な新しさがある...
三木清 「人生論ノート」
...偽善に反感を感じる彼のモラルもセンチメンタリズムでしかない...
三木清 「人生論ノート」
...社会的モラルの問題となし得る先行的な事実...
宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
...文学のモラルの問題...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人間及び作家として、これは試練の時期であって、多くの人々はその時期に自身の砦をあけわたし、モラルをすて、今の時勢には云々とその位だの金だの肩書きだのにかくれて、芸術をすてます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...政治は常にモラルの上にたっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...モラルの上では以後ますます人間性の本然に徹して良心の自治に向おうとするし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...神の観念ないし模範とは全然きり離された純然たる人間的モラルのよりどころを教えられる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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