...ただそれだけの野次(モッブ)である...
谷譲次 「踊る地平線」
...そうでなければ之は単に群衆とかモッブとかに過ぎなかった処だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...まず第一に大衆をモッブ(愚衆)と考える常識的な考え方が存する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...恐らく夫を集合させればかかるモッブ性を持った群集でしかあり得ないだろうという規定に立って...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...前に触れた愚衆乃至モッブの性質が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...実はもはや例の被デマゴギー性をもつ妄動する愚衆やモッブではあり得なかったわけだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まして無組織なケオスたるモッブの類でもない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...モッブというにも足りない...
中里介山 「大菩薩峠」
...何となれば、革命のした仕事は取返しがつかないが、モッブの仕事は、あとで相当に整理もできるし、回復もできるはずであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...モッブの恨みを買うべき事情は少しも備えていないとは言いながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...――私は灰色の十一月の雨の中を嘲(あざけ)り笑うモッブにとり囲まれていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...――私は灰色の十一月の雨の中を嘲けり笑うモッブにとり囲まれていた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...お友達よ! 肉親よ! 隣人よ! わけのわからない悲しみで正直に私は私を嘲笑うモッブが恋いしくなった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...一旦モッブが襲来した日には、モッブの、殊に亜米利加のモッブの性質として、知事が露台へ出て演説しようが、大統領が教書を読み上げようが、多くの場合、待ったは利かない...
牧逸馬 「双面獣」
...それを知らないモッブは全市から蝟集して来て...
牧逸馬 「双面獣」
...「何だと? 窓からモッブへ抛り出す可き奴はお前だ!」ペイルソルプが喚いた...
牧逸馬 「双面獣」
...フリント市のモッブ騒動の例もあり...
牧逸馬 「双面獣」
...兇悪な暴徒(モッブ)にもなる...
矢部貞治 「政治学入門」
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