...近代的女性(モダーンウーマン)で無いことを知つた丈に...
石川啄木 「鳥影」
...中野藤枝(なかのふじえ)さんに堀江時子(ほりえときこ)さんと申されるモダーンな美しい方達ですが...
大阪圭吉 「花束の虫」
...たゞモダーンではない...
種田山頭火 「行乞記」
...また日本一モダーンなショーウィンドウの前にめざしの頭が二つ三つころがっていたりするのもやはりカメラの目を通して得られた小さな発見であった...
寺田寅彦 「カメラをさげて」
...もっともそのころでもモダーンなハイカラな人もたくさんあって...
寺田寅彦 「コーヒー哲学序説」
...たぬきもだいぶモダーン化したのである...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...「服装(ふくそう)はモダーンでいきませう...
徳田秋聲 「微笑の渦」
...これがモダーン意識と結びついて今日のような通用性を受け取っているのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...の類のモダーン版なのだ...
戸坂潤 「読書法」
...無論一つのモダーンな哲学方法を用いる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...新潟駅から万代橋を渡るモダーン植民地風の風景は...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...染分け地に麦の大模様をあしらったモダーン趣味の金紗の着物をき...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...わたくしはモダーン・タイプはきらいです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私から享楽派の悪影響を享けて半年前とは全く見違へる程の野蛮なモダーンガールになつてしまつたといふ専らの噂だつた...
牧野信一 「競馬の日」
...さりながらこれら酒亭や茶房のただずまひはみなその以後の日本の大都会に見られたやうな所謂モダーンではなかつた...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...この事は英国の詩人シモンズの『近世道義学の一問題(ア・プロブレム・イン・モダーン・エシックス)』(一八九六年)...
南方熊楠 「十二支考」
...だんだんに案山子の風俗もモダーンになるのだが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そこにはまだ取入れられていない色華やかなモダーンな海水着が...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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