...筆の尖(さき)がモウ堅くなる...
石川啄木 「菊池君」
...Yさんが御自身で云つてらしたモウパサンの短篇集とゴルキイのカムレエドと辞書を入れました...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...死んだものはモウ活(い)き帰らない...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...日本アルプスの万年雪を掘ってその中へおとしこんだのもモウリ博士の考えだった...
海野十三 「三十年後の世界」
...赤・青・黄に同じくモウル付き半ずぼん...
谷譲次 「踊る地平線」
...「御容態ハイカガデスカ」ト云ウカラ「今朝僕ガ出カケル時マデハ寝テイタガモウ何デモナサソウダ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...人気がこうなってはモウいかんな...
中里介山 「大菩薩峠」
...もうたまらない」「モウ少シノ辛抱デス...
中里介山 「大菩薩峠」
...タダオモウナオの自尽を最後として...
中村地平 「霧の蕃社」
...「エエ、モウ スグ、オンモガ ミラレマス」ト ホカノ ツボミガ コタヘマス...
新美南吉 「ウマヤノ ソバノ ナタネ」
...「遠いモウコと云ふ國から來たんだが...
林芙美子 「大島行」
...モウモウとした道へ出た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それならと言うのでその勇ましい名のガリバルジ青年をロウモン街分署のモウパア警部の許へ向けてやった...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...頭はモウロウと目はかすんで手も足も動かなくなるのだろう...
三好十郎 「冒した者」
...……モウ一度……今のお声を……聞かしてエ――ッ…………」私は愕然(がくぜん)として縮み上った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...モウ御存じかも知れんが...
夢野久作 「二重心臓」
...私の顧問を通じて美鳥さんに受取って頂く準備がモウちゃんと出来ているので御座います...
夢野久作 「二重心臓」
...モウあの金貨をつかつてしまひ升(まし)たの? 長やの捨坊(ステばう)を学校へやる筈ではなかつたの...
若松賤子 「黄金機会」
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