...壁にきざまれたメロディーの上をすべって行きました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...そしてきわめて制限された長さの中へ最も効果的なメロディーをもりこむ機智と融通性がなくてはとうていこの仕事はやつて行けないだろう...
伊丹万作 「映画と音楽」
...そして爽やかなメロディーが流れてきた...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...特殊のメロディーを出すように茶釜の底に鉄片が並べてあるから...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...画面と音響との対位法的な律動的構成の試みが「世界のメロディー」の中に用いられていた...
寺田寅彦 「映画芸術」
...例えばファゴットの管の上端の楕円形が大きく写ると同時にこの木管楽器のメロディーが忽然として他の音の波の上に抜け出て響いて来るのである...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...そこにいわゆるメロディーが生まれる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...連句は音楽と同じく「律動(リズム)」と「旋律(メロディー)」と「和声(ハーモニー)」をその存立要件として成立するものである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...恋せる唇(くちびる)のように微笑(ほほえ)む旋律(メロディー)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...とくに新しい旋律(メロディー)を弾くと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...古い旋律(メロディー)のものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悲しい旋律(メロディー)も彼のうちでは喜びの調子となった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...通俗的な旋律(メロディー)や律動(リズム)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自由のメロディーを奪うもので...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...此のいゝメロディーが分らないのか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...永遠に人間的なるものの生命のメロディーとリュトムスとを感得しようと云ふのが人々の切実な要求であるのでせう...
三木清 「消息一通」
...前奏のメロディーが委曲をつくしてリズムがたかまり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やさしいメロディーの旋律が插画のように入っていたでしょう? 私のところにこの集があるのにそちらに別なのが在るの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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