...メリケン粉袋(こぶくろ)のような身体を同じところに横(よこた)えたまま...
海野十三 「俘囚」
...ほんとうの砂糖と卵とメリケン粉で作ったこんなお菓子をあの子たちは生まれてからまだ見たことさえない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...別に犢(こうし)の肉を裏漉(うらご)しにして鑵詰(かんづめ)の雁の肝の裏漉しにしたのを交ぜてそれを羊の肉へ蒲鉾形(かまぼこなり)に塗りつけて先ずメリケン粉をつけて玉子の黄身へくるんで...
村井弦斎 「食道楽」
...鮎の講釈は先日玉江さんに申上げましたけれども昨日は幸い極く上等の鮎が手に入りました」玉江嬢もまた味の美なるを賞し「これはどういう風にお料理なすったのです」中川「それは牛乳大匙一杯とメリケン粉大匙二杯と玉子の黄身二つと混ぜておいてそれへ塩胡椒で味をつけて細かに刻んだパセリを加えて...
村井弦斎 「食道楽」
...鰻のフライは裂いたものを四十分位蒸してメリケン粉をつけて玉子の黄身へくるんでパン粉をつけてサラダ油で揚げるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...手へ少しメリケン粉をつけて今のジャガ芋を双方から押して展(の)ばすと柏餅の皮のようになります...
村井弦斎 「食道楽」
...それを御飯に混ぜて白ソース即ちバターとメリケン粉と牛乳と塩胡椒のソースで煮込むのです...
村井弦斎 「食道楽」
...それから卸して玉子の黄身を入れて塩胡椒で味をつけて丸めてメリケン粉をつけて玉子の黄身をつけてパン粉をつけてバターで揚げます...
村井弦斎 「食道楽」
...それからチースの料理で美味いのはマカロニチースで先ず御存知の通りバター一杯を溶かしてメリケン粉一杯を杓子(しゃもじ)で攪き廻しながらよくいためて牛乳を一合ばかり注(さ)して塩胡椒を加えて白ソースを作ります...
村井弦斎 「食道楽」
...それからチースストロンと申すのは玉子の黄身二つへバター大匙一杯半と砂糖小匙一杯に芥子を小匙一杯半塩少しと唐辛(とうがらし)極く少しと胡椒少しとを加えて摺卸(すりおろ)したチースを大匙二杯入れて混ぜてまたメリケン粉を大匙五杯混ぜてそれへ牛乳を好(い)い加減(かげん)に注(さ)して煉り展(のば)します...
村井弦斎 「食道楽」
...別に例の通りバターでメリケン粉をいためて牛乳五勺(しゃく)と今の湯煮汁五勺とを注(さ)して塩胡椒で味をつけてドロドロした掛汁(かけじる)を拵(こしら)えます...
村井弦斎 「食道楽」
...別にバター一杯にてメリケン粉一杯をいため前の湯煮汁と牛乳とを各五勺ずつ加え塩胡椒にて味を付けたる白ソースを作り前の湯煮たる皮を入れて一時間ほど弱火にて煮るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...ケッパーソースはバター一杯にてメリケン粉一杯をいため牛乳一合にて弛(ゆる)め塩胡椒にて味を付けたる白ソースを作りその中へ瓶詰のケッパーという酸味ある青豆の如きものを二十粒ほど入れて作るなり...
村井弦斎 「食道楽」
...ソースを拵(こしら)える時バターを溶(とか)してメリケン粉をジリジリといためるのには決して琺瑯鍋を使えません...
村井弦斎 「食道楽」
...それからメリケン粉大匙五杯と焼粉(やきこ)小匙一杯とを合せておいて今の物の中へツブツブの出来ないように少しずつ幾度(いくど)にも混ぜます...
村井弦斎 「食道楽」
...それをまた木鉢へ移してメリケン粉を一握りほど振かけて以前のように布巾をかけて今の通りな温い処へ二時間置くと大層膨れて柔くなっていますから再び板の上へ取って打粉(うちこ)代りにメリケン粉を振かけてモー一度十分間もでっちるとちょうどいい柔かさの物が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...第六 ミルクトースは普通のトースパンへ牛乳のソースをかけたのですが先ずフライ鍋へバター小匙一杯を溶かしてメリケン粉小匙一杯を掻き廻しながらいためて牛乳一合を注して塩で味をつけたのが白ソースです...
村井弦斎 「食道楽」
...大サジ一杯のメリケン粉を入れて能くいため...
村井弦斎 「食道楽」
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