...参詣人が来ると殊勝な顔をしてムニャムニャムニャと出放題なお経を誦(ず)しつつお蝋(ろう)を上げ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...ムニャムニャとお経を誦(よ)んでお蝋を上げたは山門に住んだと同じ心の洒落(しゃれ)から思立ったので...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...又或る場合には兵器――いやナニムニャムニャムニャ――で...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...まだムニャムニャ寝言の続きを云うようだったら...
海野十三 「地球盗難」
...いまは記憶に無いけれども)ムニャムニャ言っただけだった...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...微(かす)かな身じろぎとともに口をムニャムニャさせたような気がしたからである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...もし先生」「ムニャムニャムニャ」十六二階で見ていた切髪の女...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざとムニャムニャとしらばっくれておいらをからかって...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとを気をつけてくれ」「…………」よく目の覚めきれない孫三郎のムニャムニャ言うのを背(そびら)に聞いた...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな出しゃばりしたら、永田の親分に、わざわざ、恥かかせるようなもんやわ」そんな騒ぎをおぼろげに聞いていて、金五郎の肩のうえの永田杢次は、口の中で、なにか、しきりに、ムニャムニャと、呟く...
火野葦平 「花と龍」
...ムニャムニャと寝言...
三好十郎 「鈴が通る」
...ムニャムニャ言い乍ら...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...モグモグ……ムニャムニャ……面白の夜遊(やゆう)や……ガチャリ……モグモグ……ヨオチポポオポッポヨオイチョン……ホラホラしおりしおり……ガチャリ……モグモグ……ホオホオ」といった調子であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ムニャムニャと唇を動かしていたが...
夢野久作 「ココナットの実」
...そうして間もなく……聖書……燐寸(マッチ)燐寸……ムニャムニャムニャ……と云って首をコックリと前に垂らしました...
夢野久作 「暗黒公使」
...見付けて博士世を終り」か……ハハン……あまり有り難くないナ……ムニャムニャムニャムニャムニャ………………ムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャ………………………ムニャムニャ ムニャムニャムニャムニャムニャムニャムニャ ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ムニャムニャと寝返りをしかけたので...
夢野久作 「一足お先に」
...ムニャムニャ」と云うかと思うと...
夢野久作 「奇妙な遠眼鏡」
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