...カムチャッカのデジネフ岬がどうしたというのだ...
海野十三 「流線間諜」
...ムチムチと啖(くら)い始めるのだ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...またヤシマムチの神の女(むすめ)のトリトリの神と結婚して生んだ子は...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...あちこちに深々とした黒革張りの安楽椅子(アームチェイア)や...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...・茶の花や身にちかく冬のきてゐる・落葉して大空の柚子のありどころ十二月四日お誂向の雨、迎酒なかるべからずで、また街まで酒買ひに、……それからワヤ、大ワヤ、……昨夜のメチヤに今日はクチヤを加へた!十二月五日昨日のワヤのつゞき、ムチヤクチヤだ...
種田山頭火 「其中日記」
...チヤウサンハ クルマニ ノツテ ムチヲ フリアゲ...
新美南吉 「ウサギ」
...〕私は数少い原爆体験作家としてヒロシマの名誉のために今後とも大いに努力のムチを打ちつづけよう(ペンクラブ広島の会にて)...
原民喜 「原爆体験以後」
...カムチャッカのようなところへやったとしても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...初日二日あたりに見たといふ投書はムチモーマイが多く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...このムチが、みんな怖かつたのです...
槇本楠郎 「先生と生徒」
...ギイギイと車輪のヒビキ)馭者 (ダミ声で馬に)おおら!(ムチを空中でパタリと鳴らして)おおら!(カパカパカパとひずめの音...
三好十郎 「樹氷」
...なおできるならばシベリアにもカムチャツカにも...
柳田国男 「雪国の春」
...てまえは陸路をムチ打って先にまいったわけでござりまする...
吉川英治 「私本太平記」
...ああ無慈悲なムチに追い使われてはたまるまい」「思いやりのカケラも武士にはないのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...怒りをこめたムチをあげて...
吉川英治 「新書太閤記」
...慈悲のムチなんてえ文句は」「こやつ!」楊志(ようし)が本来の形相を現わして...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おれたちは、追手を要心しながら、すぐ後からつづいて行く」「合点です」朱富の店の若い者は、言下に、馭者(ぎょしゃ)台や馬車の尻へ飛び乗って、ムチを振鳴らし、またたくまに、野中の街道を、遠くへ没し去ってしまう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...別な方角へムチを打った...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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