...『それでおしまひか? まだ/\! 可哀想な木虱共はマンナなのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...マンナと云ふのは古代イスラエル人が荒野を旅行する時に用ゐた食物の名だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...そんなツマンナイ物品ではないのである...
海野十三 「白銅貨の効用」
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高見順 「死の淵より」
...「ツマンナイコト無イデス」と言う...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ああ、つまんない、つまんない」女の方がいよいよ自暴(やけ)になって、ほつれた髪の毛を動かすと、大男が、「アア、ツマンナイコト、チットモナイデス」「マドロスさん、お前の言ったことはみんな出鱈目(でたらめ)ね」「デタラメデナイデス、本当デス」「一つとして本当のことは無いじゃないか、この海を一つ乗りきりさえすれば、外には直(じ)きに大きな黒船が待っていて、わたしたちが着けば、その大きな黒船の上から梯子(はしご)を投げかけてくれる、それに捉まって上ってしまいさえすれば、もう占めたもので、あの黒船の中は、またとても外から見たよりも一層大きくて、美しくて、その中にはキャビンというものがあって、室内いっぱいの大きな鏡があって、下には花のような絨氈(じゅうたん)が敷いてあって、御馳走は、朝から晩まで給仕さんが、世界中の有りとあらゆるおいしいものを、注文さえすればいつでも持って来てくれる、それから夜は、中へ入るとふわりと身体が包まって、どこへ隠れたかわからないベットというやわらかなやわらかな蒲団(ふとん)の上に寝かせてくれる、そうしてその大船が、千里でも二千里でも畳の上を行くように辷(すべ)って行って、そうしてやがて、異国の陸(おか)に着いてからがまた大したもので、どこを見ても、御殿のようなお家ばっかり、孔雀(くじゃく)や錦鶏鳥(きんけいちょう)が、雀や鶏のようにいっぱい遊んでいるのなんの言っていながら、黒船なんぞ、どこにも見えやしないじゃないか――」十四娘がずけずけと不平を並べるのを、男はハイハイと頭を下げて、「モ少シノ辛抱デス、オ嬢サン、ココデ仕度ヲシテ、ソレカラ海ヘ出ルデス、海ヘ出ルト黒船ガ待ッテイルデス」「当てにならないね、マドロスさんの言うことは」「当テニナルデス、今ココヲ逃ゲ出スト、人ニ見ラレルデス、人ニ見ラレルト、黒船ニ乗込ム前ニ捕マッテシマウデス、モ少シノ辛抱カンジンデス」「もう、わたし、辛抱がしきれない、誰かに見つけ出してもらいたいわ」「見ツケラレルト怖(こわ)イデス、捕マルデス、縛ラレルデス、ソウシテ船ヘ送リ返サレルト、ブタレルデス」「怖かないわ、駒井の殿様は、そんなにきつく叱りはしませんよ」「船ドサンタチガコワイデス、ワタシ袋叩キニサレマス、間違エバ簀巻(すまき)ニシテ海ノ中ヘ投ゲ込マレテシマウデス」「そんなこと、ありゃしませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...マチノ マンナカニ ヒロツパガ アリマシタ...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...ヒロツパノ マンナカニ マルイ カゲガ ヒトツ オチテ ヰマシタ...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...ケレド ヒロツパノ マンナカノ カゲハ ウゴキマセンデシタ...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...タイヤウガ オチテ シマフト ヒロツパノ マンナカノ マルイ カゲハ ナクナツテ シマヒマシタ...
新美南吉 「タレノ カゲ」
...」「フーン、ツマンナイネ、ア、シロイ ハツパガ トンデ ユク」「アレハ ハツパヂヤ ナイコト、テフテフヨ...
新美南吉 「デンデンムシ」
...アンマリ マンナカノ ホシガ サムイ サムイト イフノデ ホカノ 二ツノ ホシニ イジメラレタノデシタ...
新美南吉 「ナガレボシ」
...スルト トツゼン マンナカノ ホシガ...
新美南吉 「ナガレボシ」
...マダ ヒノ デナイ ウチカラ ヲトコハ ハタケノ マンナカノ ヲカノ上(ウヘ)ニ ノボツテ...
新美南吉 「ヒロツタ ラツパ」
...我輩の言方即ち忠告のManner(マンナア)が気に喰(く)わんと云うのか」「勿論(もちろん)Manner も気に喰(くわ)んサ」「Manner が気に喰わないのなら改めてお断り申そう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...懶(なま)けもんだ! 天からマンナが降るのを待ってるみてえだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ノハラノ マンナカデ カゲヲ ミタラ...
村山籌子 「こいぬ の ちびすけ」
...オップマンナ湖とヴェー湖のあいだのせまい岬(みさき)や...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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