...室内にはポータブルの蓄音器(ちくおんき)が掛け放しになっていたが...
海野十三 「恐怖の口笛」
...手提蓄音器(ポータブル)を奏でて娯(たのし)んだとしても...
大阪圭吉 「花束の虫」
...コロムビアの手提蓄音器(ポータブル)とが...
大阪圭吉 「花束の虫」
...あの証人が黒いトランクと間違えたこの手提蓄音器(ポータブル)を携えて梟山へピクニックに出掛けたのだ...
大阪圭吉 「花束の虫」
...手提蓄音器(ポータブル)を携(たずさ)えて直ぐに別荘へ引返したのだ...
大阪圭吉 「花束の虫」
...……兎に角この手提蓄音器(ポータブル)を開けて見給(みたま)え...
大阪圭吉 「花束の虫」
...そうしてまたおそらくポータブルのジャズでステップを踏み...
寺田寅彦 「小浅間」
...その前に据えた机の上にのせたポータブルの蓄音機から何かは知らないが童謡らしいメロディーが陽気に流れ出している...
寺田寅彦 「静岡地震被害見学記」
...米國製のスパートンといふ小型のポータブルを備へつけた...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...ポータブルの蓄音機から...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ポータブルの機械があるからと云つてくれたが...
林芙美子 「浮雲」
...ポータブルを投げ落した...
火野葦平 「花と龍」
...ポータブルで「海軍のロッパ」主題歌と...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...砂日傘(サンド・パラソル)の下でポータブルの鍵を巻いてゐたひよろ長い男が厭に沁々とした口調で...
牧野信一 「まぼろし」
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