...ポンチ画なども描いて...
淡島寒月 「諸国の玩具」
...私についての様々の伝説が、ポンチ画が、さかしげな軽侮(けいぶ)の笑いを以て、それからそれと語り継がれていたようであるが、私は当時は何も知らず、ただ、街頭をうろうろしていた...
太宰治 「鴎」
...ゆがめられたポンチ画が...
太宰治 「虚構の春」
...君だつて僕だつてはじめからポンチなのだ...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...どうせポンチならよいポンチ...
太宰治 「道化の華」
...羊の料理を拵(こしら)えたりポンチ酒を作ったりする時にその葉を使うのだからと云って...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...リスとポンチと呼ばれる大きな猟犬が一つがひ...
辻村もと子 「早春箋」
...ポンチの材料も少からず...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...ポンチ絵をかいた男はこの建築の表を指さして...
夏目漱石 「三四郎」
...その時ポンチ絵の男は...
夏目漱石 「三四郎」
...糞落ち着きに落ち着いた上村とのコントラストはまるでポンチ繪だつた...
南部修太郎 「猫又先生」
...ポンチ的諧謔のチヤツプリンとに限られてゐる...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...上野のポンチ軒まで食事しに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...スモオキング・ルウムに行つて其處で誰か忘れて行つたらしい「BALLYHOO」といふポンチ繪の雜誌を見ながら煙草を吸つてゐると...
堀辰雄 「エトランジェ」
...ポンチ絵の虎が笑つた顔と仮りに定めた凧を睨みあげた...
牧野信一 「鱗雲」
...ポンチにも色々あるがそれはシャンパンのポンチで一合の水へ大匙一杯の砂糖を入れて煮て溶かして...
村井弦斎 「食道楽」
...あとを焚付(たきつけ)にしてしまいますので……」「外国で発行したものかどうかお前には解らないだろうなあ」「わかりません」「西洋のポンチ絵が載っていやしなかったかい」「さあ...
夢野久作 「暗黒公使」
...あまりにフルーツ・ポンチに過ぎないことを歎くだらう...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索