...ポンチの顏を描く積りでないが...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...「ポンチ畫の大家...
太宰治 「道化の華」
...後者の実例は場末の玩具屋(おもちゃや)の店頭で見られる安絵本のポンチなどがそれである...
寺田寅彦 「漫画と科学」
...ポンチョが牛の群にあんなに怯えるなんて...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...その冷酷漢の名誉を表彰するために奨励金支出の議案でも提出してやったんだのに!……実にすばらしいポンチ絵だよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...以て衆人に一驚を喫せしめて自ら喜びたること是れなり何ぞ其れポンチ画中の滑稽人物に近きの太甚しきや斯くの如き風采は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...余は今日(こんにち)の新聞紙雑誌等に見るポンチ画(え)に比すれば...
永井荷風 「江戸芸術論」
...遠くから先生の似顔をポンチにかいていたのである...
夏目漱石 「三四郎」
...ポンチ絵に似た自分の姿を鑑賞でもするように眺め廻した後で...
夏目漱石 「明暗」
...上野のポンチ軒まで食事しに行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...西村小楽天とポンチ軒へ寄りカツレツを食ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...東京の下谷のポンチ軒の亜流である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一七 蝶々さんの愛情をうたう名人ポンチが私を激賞スペインのサンセバスチャンは当時のスペインの王様の生れた故郷なのでございます...
三浦環 「お蝶夫人」
...牛乳もクリームも入りませんからポンチと申します...
村井弦斎 「食道楽」
...悩まされた悪道路銀座で田植えのポンチ画復興後の市中の道路は...
山本笑月 「明治世相百話」
...当時の漫画家田口米作氏が銀座の真ん中で田植えのポンチを描いて某紙に掲載したくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...あまりにフルーツ・ポンチに過ぎないことを歎くだらう...
吉川英治 「折々の記」
...淫媚(いんび)な清国人の笑い顔がポンチ絵風に浮かしてあった...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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