...その内に大なるボンボン時計がかかっていた...
井上円了 「おばけの正体」
...動いたことのない古物が――鍋釜(なべかま)、麦稈(むぎわら)帽子、靴、琴、鏡、ボンボン時計、火鉢、玩具、ソロバン、弓、油絵、雑誌その他が古ぼけて、黄色く脂じみて、黴(かび)に腐つてゐる...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...ボンボンとか呼んでいるのは...
田中英光 「オリンポスの果実」
...ジャムだの蜂蜜だのボンボンだの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...若い令嬢からの上等なボンボン一箱とを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しやべったり笑ったりボンボンをかじったりしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...近ごろの婦人たちがボンボンのようによくかじってついに頭がからっぽになる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ボンボンの一本にでもありつけようと思ったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...下のボンボン時計が肝癪(かんしゃく)を起したようにジリジリボンという...
二葉亭四迷 「平凡」
...「ボンボンオクレ」そうして私は汗だくになって...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...私のボンボンの電報のことが話された...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...フランスボンボン...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...妹たちにボンボンをもってきてやりました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...美味しいボンボンをしずかに口の中から心の中へと味いたさで苦しいようでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あんなボンボンこの頃どうしてあったのかしら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お年玉のお礼だの美味なボンボン物語をしていたら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうぞくりかえし折々タバコかユリのボンボンのように休みのため...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きみ には ボンボン...
村山籌子 「あめやさん」
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