例文・使い方一覧でみる「ボツボツ」の意味
スポンサーリンク...今では見る影もなく衰微したいわば灰色がかった街道をボツボツと歩いて来た私にとって... 
石川欣一 「山を思う」
...食うものがボツボツ無くなり...
海野十三 「恐しき通夜」
...私には声を低めてボツボツと話し出してくる亭主の青い顔までが言いようもなく幽暗なものに見えてくるのであった...
橘外男 「逗子物語」
...自然主義的であるためにボツボツその弊害が表われて...
夏目漱石 「教育と文芸」
...ボツボツ弔問の客が見え始めた九時半前後...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...もうボツボツ引上げた方がよくは無い？」石郷氏は...
野村胡堂 「踊る美人像」
...もうボツボツ帰り支度をする者の多い時分でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町人もあるってことですよ」「いつ頃から始まったことなんだ」「なんでも半年ばかり前からボツボツあった事だが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ボツボツ支度を心掛けていた矢先ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――平次はお常と夫婦約束をしたそうだ――という噂がボツボツ聞えて来る有様でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其頃になつてボツボツ集つて來た近所の人達や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おだやかな口調でボツボツと話し合っている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...白い花がボツボツと咲いて居る所は...
牧野富太郎 「植物記」
...お君は何か涙声でボツボツと只気休めに...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...私は貴島や佐々や、貴島の生活や仕事や、久保自身のことを、ボツボツたずね、それにはチャンと返事をするが、深い事はなんにもわからない...
三好十郎 「肌の匂い」
...ボツボツ出掛ける...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...明治の後年になって東都の能楽師がボツボツ喰えるようになって互いに門戸を張り合って来た時...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...また書出しの方からボツボツ黙読しはじめましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
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