...胸の釦(ボタン)を二つ三つ外すと...
芥川龍之介 「路上」
...彼れは日に輝くボタンが大好きでした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それから机の下をさぐっていたが押し釦(ボタン)の一つをぷつんと押した...
海野十三 「共軛回転弾」
...ボタンをおせばいいのです...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...この暑い夏であるのにかかわらずなお手首をボタンでとめるようになっているシャツを着...
高浜虚子 「子規居士と余」
...ボタンの列の終ったところで...
太宰治 「おしゃれ童子」
...ワイシャツの釦(ボタン)が飛んで...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...スクルージは大きな外套の顎までボタンを掛けながら云った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...それを机上の器械にはめてボタンを押すとその内容が器械のスクリーンの上に映写されて出て来るというのである...
寺田寅彦 「教育映画について」
...ピー・ジャケットのボタンを掛けながら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...扉(とびら)のボタンを光らせ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一輪の薔薇(ばら)をボタンの穴にさして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その光ったボタンを数えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...釦(ボタン)の穴を左右に抜けて...
夏目漱石 「虞美人草」
...相手はおずおずと釦(ボタン)を外(はず)しだした...
原民喜 「壊滅の序曲」
...あるいはただボタンをはずしたチョッキのこととかなんですわ――そんなものをまじめに受け取るわけにはいきません...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...青貝の大きなボタンのついた長い上着を着ている...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...そして胸のボタン穴に差し...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
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