...泅袴(およぎばかま)に扣鈕(ボタン)一つ掛けし中單(チヨキ)着たる男二人...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...チョッキのボタンをはずしはじめた...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...釦(ボタン)を指先でさぐった...
海野十三 「地球要塞」
...そして博士が実験室へ出てしまったら、エレベーターは上へあがりきりになるんだから、ぼくたちは帰るわけには行かないじゃないか」なるほど、このエレベーターは、ボタンをおすと、ちゃんとその階まで、あがったりおりたりするような、ありふれたものとはちがうのである...
海野十三 「超人間X号」
...咽喉(のど)元と手頸のあたりでボタンをかけ...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...胸のボタンがとれてる上衣...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例えばワイシャツのボタンがひとつだけとれていたり...
中村地平 「南方郵信」
...ボタンから六リヤール・コインを二枚偽造しただけでギロチンにかけられた男がいるが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...それからこんどの釦(ボタン)の血の紋章です...
久生十蘭 「金狼」
...確実な明かりが欲しいですね」アーノットが懐中電灯を取り出してボタンを押した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...一個のボタンが落ちていた...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...襟を高く仕立てゝ首飾りのボタンに白珊瑚を使ひ耳輪の金が美しくキラキラする...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...片方のカフスボタンだの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三つボタンは十八金...
夢野久作 「暗黒公使」
...加へてボタンを押す一瞬の感覺...
吉川英治 「折々の記」
...胴着のボタンをはずし...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ボタンをはずしたシャツ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ボタンが飛んで転がる音...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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