...棋子(チェッカース)に相当するものはボタンに似た平たい円盤で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今の今まで見えていた二つのボタンは...
海野十三 「火星兵団」
...ボタンをおすと、その機械がうごいて、おそろしいいきおいで、このくだから空気がふきだすのだ...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...」明智探偵の力づよい返事に、園田さんは、安心したようすで、宝石を穴の中にもどし、ボタンをおして、そのふたをしめました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...大きな骨ボタンの附いた黒い長上衣を着た十七ほどの少年...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...ボウボウとした赤い顎ひげで変装した上きたないマントのボタンをすつかりかけて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...そのせいでもないが自分は今日まで煙管に限らず時計でもボタンでも金や白金の品物をもつ気がしなかった...
寺田寅彦 「喫煙四十年」
...それから銀のチョッキのボタンが四つはいっていた...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...紺地(こんじ)二重ボタンの背広に蝶結(ちょうむすび)のネキタイ...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...よくボタンをかけないで...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...不覚やMボタンをまるで外したまゝ出て...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...だが 元気が 足りない ―― 時間も 足りない ―― これでは ボタンあな ひとつくらいしか かがれんて...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...グリンファン卿の人差し指が光沢ボタンを押すと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...それをハボタンの一種なる Cauliflower の訳字となし...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...フランス鞣に真珠貝のボタンのついた四角い小銭入(こせんい)れが在った覚えがある...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...日本戦力の増強のためのボタンの一つを握って立っていたのです...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...」博士は中單(チヨキ)の鈕(ボタン)を嵌め掛けた手を停(とゞ)めて...
森鴎外 「半日」
...我々はじきに重い外套のボタンを外していった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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