...「貼紙(ペーパー)を見給え...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...なまじひの『正宗』のペーパーを附けたるものなどよりは...
大町桂月 「菅の堤の櫻」
...「ペーパーナイフかね?」美濃は笑った...
太宰治 「古典風」
...私は私の手紙のレターペーパーの裏も表も...
太宰治 「恥」
...封筒の型は四つ折りにした婦人用のレターペーパーがやっと這入(はい)るほどに小さく...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...澄太さんからペーパー頂戴...
種田山頭火 「其中日記」
...事実を確かめないで学者が机上の議論を戦わして大笑いになる例はディッケンスの『ピクウィック・ペーパー』にもあったと思うが...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...レタペーパーを廢して新聞紙の餘白を切り取つてそれに手紙をかいたといふ事を其當時に聞きました事を...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...一枚のペーパーに万年筆で細かく書かれたものだった...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...ペーパーをのべて...
豊島与志雄 「潮風」
...」彼は甘ったるいレター・ペーパーに並べられたインクの跡に目を走らせた...
原民喜 「牛を調弄ふ男」
...家へ帰ると妾は急いでレター・ペーパーを拡げてペンを走らせました...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...レターペーパーや封筒など買はうと思ったが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...住といふ中へつっくるめて、日常用品のひどさ、先づ原稿用紙のいゝのがまるでなく、ペンの辷りが悪くて手首が労れる、レターペーパー、ノートから書籍、雑誌の紙の悪いこと...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それぞれペーパーナプキンで包んで...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...もう一つ此は作者名を忘れたが「薩摩琵琶すてつぺんから目をつむり」独唱に人を喰つたる高島田古蝶女優もうアートペーパーかなと思ひ同アートペーパーと云ふものの...
正岡容 「大正東京錦絵」
...白の封筒に白い書簡箋(レターペーパー)に左(さ)の意味が書かれてあった...
山下利三郎 「誘拐者」
...工人たちは口々にその日本製のやくざなペーパーを罵(ののし)りながら...
横光利一 「上海」
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