...白堊の洋館の廊下(ベランダ)を指しました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...ベランダのついた家の一部が見える...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...屋敷のベランダから牧場越しに国境の森が見え...
寺田寅彦 「先生への通信」
...ベランダの天井の電燈は消えていたが上がり口の両側の柱におのおの一つずつの軒燈がともり...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...サンルウムのような広いベランダを東と西に持ったサルンの煖炉(だんろ)には...
徳田秋声 「仮装人物」
...母親は紅殻色(べんがらいろ)の格子を締めた!さてベランダの上にだが見れば銅貨が落ちてゐる...
中原中也 「在りし日の歌」
...白樺のベランダに顕微鏡写真の撮影設備をするようなことも手順よく運んだ...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...加野と二人でベランダに腰をかけて...
林芙美子 「浮雲」
......
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...奴がベランダの下...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...死体はベランダの下だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...書斎のベランダに置かれた鳥籠の中で...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...ガラス張りのベランダと海とに面した高窓のついた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ガラス張りのベランダに達することができる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...昨夜はベランダで寢た...
横光利一 「寢たらぬ日記」
...椰子林(やしりん)の中の観海旅館(シイ・イ・ホテル)に少憩して海に近い廻廊(ベランダ)で珈琲(カフエエ)を喫し乍(なが)ら涼を入れた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...上の露台(ベランダ)だろう...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...さっそく露台(ベランダ)へ上がって行ったらしいけれど...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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