...次の日は爺を登ってツベタに出...
石川欣一 「可愛い山」
...大きな鋲をベタ一面に打った登山靴をはく...
石川欣一 「山を思う」
...藥のききめがあるぞと思つてゐると僕のところにギブツ」ニセモノ」ウタガハシイトイフハズナシ」タダギモントイイ」イワナミアクタガワニシラベタノンダノミ」クヅマキといふウナ電をよこして(九日の晩の十時)たのみもせず...
小穴隆一 「二つの繪」
...ところかまわずベタベタと一面にこぼれており...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...又ナポレオンもガンベタも...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...木屑とスベタとがうよ/\してゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...――また散歩(これは私)ケツコウ/\ ハルダモノ午後四時 樹来アゲ二切タベタ庵のニホヒガシタ四月廿八日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...ベタベタと金箔を置かれているところだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...歪んだガラス戸に洗った小切れをベタベタ張っていたお母さんは...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ベタッと腰を下ろしてしまった...
正岡容 「寄席」
...「なぜいらっしゃるんじゃなかったの、トニオ・クレエゲルさん」「たった今僕は仕事をやめて来たところなのですがね、リザベタさん、僕の頭の中は、この画布とちょうど同じ有様なのです...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...リザベタ・イワノヴナさん...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...トニオ・クレエゲルはリザベタ・イワノヴナに言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...いわゆる飛虎はアル島に産するベタウルスの一種らしい...
南方熊楠 「十二支考」
...ベタベタとまた仕事をはじめながら)これだけのカマで...
三好十郎 「樹氷」
...黒い膏薬(こうやく)をベタベタと貼りつけたのを...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...私は踵(かかと)が痛くなるほど強く地団駄(じだんだ)を踏んだ……ベタリと座り込んだ…………仰向けに寝た……又起上って部屋の中を見まわした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ベタリと這ひつくばつてゐるのではありますまいか...
横光利一 「火の点いた煙草」
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