...こんな莫迦(ばか)な目には遭わなかったんだ! 呼ばなくてもいいヘッポコ医者なんぞ呼んで! 見てくれ...
橘外男 「葛根湯」
...ヘッポコ小説家だから...
橘外男 「雷嫌いの話」
...海軍のヘッポコ少尉がこの三人の前で...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...僅か三つや四つのヘッポコ小説でけりにしてしまつて...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...ヘッポコ皮肉といふものだ...
牧野信一 「素書」
...糞勉強のヘッポコ教授が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あんなヘッポコ役人の御機嫌を取って...
夢野久作 「爆弾太平記」
...鼻だけはノホホンとしているために見物には何の感動をも与え得ないヘッポコ役者の表現法とは...
夢野久作 「鼻の表現」
...「やい、ヘッポコ、チョンガリ、南京虫(ナンキンむし)!」赤と青の角燈の光が、彼のうしろから虹のように投射して掠(かす)め去った...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...だらしのねえヘッポコ将軍てなあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...何たるヘッポコか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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