...プロバビリティーの犯罪というのが問題になったわね...
江戸川乱歩 「断崖」
...たとえば「兇器としての氷」「顔のない死体」「隠し方のトリック」「プロバビリティーの犯罪」などである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...(「探偵クラブ」昭和二十八年八月号)7 プロバビリティーの犯罪確率を計算するというほどではなくても...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私のいわゆる「プロバビリティーの犯罪」に先鞭をつけている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...孰方(どっち)がプロバビリティーが多いか...
谷崎潤一郎 「途上」
...仮りに危険のプロバビリティーが両方同じだとして...
谷崎潤一郎 「途上」
...未来は「であろう」ですなわちプロバビリティのみである...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...この宇宙系のプロバビリティの流れはすなわちエントロピーの流れで...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...一定時一定場所に於けるエレクトロンの存在がプロバビリティーに他ならないということとか...
戸坂潤 「科学論」
...却って単にプロバビリティー現象であるが故に統計的操作を用いる他はないというのに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...だからこのプロバビリティーに基くエレクトロンの存在に関する立言は凡て...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...ただの形式的可能性(数学的存在の世界が夫だと普通考えられている)や又プロバビリティー(之は物理的形式を備えた数学的可能性だ)とは異って...
戸坂潤 「思想としての文学」
...やっぱりちゃんとプロバビリティ曲線(カーブ)になったから...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...而もこの不幸のプロバビリティーは子爵の計算に従えば頗る小さいものだったに違いありません...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...双月流の投入の事並に脱出の公算(プロバビリティ)の事この小説を始めてから回を重ねることすでに九回となった...
久生十蘭 「魔都」
...したがって知人にあうプロバビリティが少ないと判断して...
平林初之輔 「秘密」
...解釈を試みる人の知っているあらゆる国語を(蓋然率(プロバビリティ)にしたがって)実験してみるよりほかに仕方がない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...しかしそのプロバビリティが零であるとは誰も断言し得ないであろう...
三木清 「人生論ノート」
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