...たとえば「兇器としての氷」「顔のない死体」「隠し方のトリック」「プロバビリティーの犯罪」などである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...私のいわゆる「プロバビリティーの犯罪」に先鞭をつけている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
......
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...そんなプロバビリティを計算するのと同じ程度にばからしく...
太宰治 「人間失格」
...孰方(どっち)がプロバビリティーが多いか...
谷崎潤一郎 「途上」
...仮りに危険のプロバビリティーが両方同じだとして...
谷崎潤一郎 「途上」
...ある特別な間隔に遭遇するという確率(プロバビリティ)は...
寺田寅彦 「電車の混雑について」
...ボルツマンがこのような混乱系の内部の排置の公算(プロバビリティ)をエントロピーと結びつけたのは非常な卓見で物理学史上の大偉業であった...
寺田寅彦 「時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ」
...すなわち〇・一プロセントだけ中毒の蓋然率(プロバビリティ)があると言えば...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...一定時一定場所に於けるエレクトロンの存在がプロバビリティーに他ならないということとか...
戸坂潤 「科学論」
...却って単にプロバビリティー現象であるが故に統計的操作を用いる他はないというのに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...第三章は統計の基礎となる処の偶然性・チャンス・及びプロバビリティーに関する諸家の哲学的・数学的・統計学的・諸理論の批判であり...
戸坂潤 「読書法」
...而もこの不幸のプロバビリティーは子爵の計算に従えば頗る小さいものだったに違いありません...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...二通出せばプロバビリティが二倍になるわけだからいくらか安心ができる勘定だ...
平林初之輔 「雑文一束」
...したがって知人にあうプロバビリティが少ないと判断して...
平林初之輔 「秘密」
...しかしそのプロバビリティが零であるとは誰も斷言し得ないであらう...
三木清 「人生論ノート」
...二つのプロバビリティを比較するとき...
三木清 「人生論ノート」
...しかしそのプロバビリティが零であるとは誰も断言し得ないであろう...
三木清 「人生論ノート」
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