...火はまっすぐに上の方に燃えて...
有島武郎 「火事とポチ」
...上の方にある一対は長くてよけいに目立つのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...その上の方が薄暗く...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...追い/\上の方の女中たちにまで及んだ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...重ねた上の方の箱には...
田山花袋 「道綱の母」
...そして上の方へ登れば登るほど...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...上の方は程よく枯れ落ちて...
豊島与志雄 「香奠」
...上の方にのぼつていきました...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...夕方になると、すぐ上の方に、あかるい街灯(がいとう)がともります...
豊島与志雄 「街の少年」
...風上の方で必要量の熱気を放出し続けていれば良いわけである...
中谷宇吉郎 「霧を消す話」
...川上の方を眺めると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...水平線上の方向は「北東微北」という言葉ではっきり示されているんだからね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...彼等は年上の方の旅人の威厳に打たれてしまって...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...川上の方で鉄砲の音が響いてゐた...
牧野信一 「山を越えて」
...あのとき呼吸が上の方へグッと詰ったような気がした...
室生犀星 「童子」
...一方は法律上の方式となり...
柳田國男 「地名の研究」
...」とアンリエットが上の方から云った...
横光利一 「旅愁」
...紙中の上の方に“尊林”と大きく二字書いてあり...
吉川英治 「小説のタネ」
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