...雷のやうな音を立てゝ上の方に噴き出る...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...』年上の方の女は先刻まで一とかたまりになつてゐた仲間の三十位の丸髷の細君の姿が扉口に見えると直ぐ小声でさう云つて眉をよせながら立ち上つた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...その木の上の方に隠れたる朽ち穴があるに相違ないと思わる...
井上円了 「おばけの正体」
...「瓦斯は坂の上の方から下りてくるぞ...
海野十三 「空襲警報」
...亡(な)くなった母を偲(しの)びながら川上の方を見入ったことがあった...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...上の方の高い窓から見物している者たちに教えられて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その左の上の方に森があるでしょう...
外村繁 「澪標」
...いつも上の方へ舞い上ってゆく煙が...
豊島与志雄 「未来の天才」
...この上の方の子が美味の肉を喰おうと思い...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...梯子の上の方から焦臭い風がどっと吹きおろして来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...信用ある商館の上の方の事務員...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「群集の人」
...老夫婦が知らず識らずのうちに年上の方の旅人と親しくなり...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...葯胞(やくほう)の片(へん)がもとから上の方に巻(ま)き上がって...
牧野富太郎 「植物知識」
...上の方を見るとあの冷たい氷の雲がしずかに流れている...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...母上の方へは、顕兄さんのお気持も十分わかります、深く感謝しています、と書いてありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(二人はクスリと笑ってシーンと静まる)春子 (かなり離れた上の方に立停って)このへんじゃなかったかしら...
三好十郎 「樹氷」
...トラキアの国アンフィポリスの上の方では...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...上の方の数枚は破れ穢(よご)れてボロボロになりかけている...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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