...此の如くにして彼は彼に關する批評を讀む毎に自分のプライドの緊張を感じた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...さうして到底其處まで身を屈することを許さゞる俺のプライドとイゴイズムと自己憐愍とのこゝろを思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...弟同様の少年から金まで融通してもらうのはどうしても葉子のプライドが承知しなかった...
有島武郎 「或る女」
...「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲(みなぎ)っていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...プライドだけで生きている...
太宰治 「秋風記」
...自分のプライドも何も...
太宰治 「ろまん燈籠」
...とてもプライドの高い御気性よ! この人は高尚で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そう貴様の思わく通りにさせてたまるものか」彼は傷(きずつ)けられた自分のプライドに対しても...
夏目漱石 「明暗」
...これが一族のプライドの実態ですか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...罪深いプライドを捨てない限り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...きみのプライドは父上同様に空虚だ」「うそです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...一族のプライドを見せつけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ダッシュウッド家のプライドなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ダッシュウッド家のプライドだと言う...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...それはたいへん彼のプライドを傷つけることだったが...
山川方夫 「予感」
...黄色人種中最高の民族のプライドを集めた東京――...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...智識、見識、プライド、又はこれに伴う人格等のすべてを奪い去って、平等に本能の飢渇に陥れた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...もしくは前に掲げました一説「人類文化向上のプライドを標示したいという内的刺激に依って出来た」という「鼻の進化論」なぞと関連しているように思われる...
夢野久作 「鼻の表現」
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