...併し他人のプライドによつて挑發されるやうなものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...弟同様の少年から金まで融通してもらうのはどうしても葉子のプライドが承知しなかった...
有島武郎 「或る女」
...詩を作るといふ事とそれに関聯した憐れなプライドの外には...
石川啄木 「弓町より」
...誰も見た事の無いものを私はいま見ている、このプライド...
太宰治 「女の決闘」
...プライドがあるんだ...
太宰治 「乞食学生」
...プライドがあるのだ...
太宰治 「清貧譚」
...と言っていいくらいの奇妙に空転したプライドの中に君たちが平気でいつも住んでいるものとしたら...
太宰治 「如是我聞」
...プライドの高い男だ...
太宰治 「火の鳥」
...自分のプライドも何も...
太宰治 「ろまん燈籠」
...プライドも何にも放ってしもて泣き崩れてなさる様子だけでも...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...そうして何かしら小さな観察をし小さな発見をすることによってめいめいの小さなかわいいプライドを満足させているように思われる...
寺田寅彦 「軽井沢」
...わたしのプライドを傷つけることではあるまいか...
豊島与志雄 「自由人」
...「プライド? あたしにはなんのことだか判らないわ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...第四十五章 プライドの壁メアリが陽気な声で言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...又はそのプライドの高さから見て...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...今までのプライドをなくしてしまって...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...彼女のプライドを傷つける以上に深い打撃を与えたであろう事が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...普通以下に低いその鼻の形でそんなプライドが少しもない心を見せております...
夢野久作 「鼻の表現」
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