...且て自己の作品の完全と質とにプライドを持つてゐた労働者は自己に対しては無価値に一般人類にとつては有害な多額の物品を徒(いたず)らに産出する無能の自働機械に変つてしまつた...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...「ロスの奴滅茶々々かも解らん」とあたかも軍令部長か参謀総長でもあるかのようなプライドが満面に漲(みなぎ)っていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...何のプライドも無く...
太宰治 「斜陽」
...そんな気で来たんじゃないというプライドが...
太宰治 「正義と微笑」
...別な佳(よ)い道があるのだ」と多少の余裕とプライドを持ちこたえている事が出来るけれど...
太宰治 「正義と微笑」
...せめてものプライドなんだから...
太宰治 「たずねびと」
...私も多少のプライドと力を得て...
太宰治 「男女同権」
...この男の生涯に於ける唯一の必死のプライドだったとは...
太宰治 「花火」
...校長に会って聞いてみるほうがいい!」横柄(おうへい)な口のききかたがまずわかいかれの矜持(プライド)を傷つけた...
田山花袋 「田舎教師」
...第二十五章 プライドか身売りかラルフの第一印象は軽蔑だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...プライドは良くない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...「ダッシュウッド一族のプライドは必要ない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...ダッシュウッド家のプライドなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...しかもそれが又彼等のプライドと結び付いて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...つい今しがたまで示していた昂然たる意気組もプライドもあとかたもない...
夢野久作 「線路」
...新智識と見識とプライドを有している...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...見識からプライドが生れる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...浅薄な意味の文化的プライドに包まれた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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