...ある秋の日友人阮(げんばう)から韮三十束を贈られたことがあつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...韮の葉がもうこんなに伸びてる...
薄田泣菫 「春菜」
...洞門と隣れる家に僧の来て鉦打ち鳴らす多比の夕暮静浦から韮山の方へ出るトンネルの付近は地方有数の石切り場で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...刈稲もふじも一つに日暮れけり韮山(にらやま)をかなたとばかり晩靄(ばんあい)の間に眺めて村々の小道小道に人と馬と打ちまじりて帰り行く頃次の駅までは何里ありやと尋ぬれば軽井沢とてなお...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...三好 どうしました?韮山 ふん……(上手の襖の方へツカツカ行き...
三好十郎 「好日」
...まだボンヤリ立っている韮山を見てチョット目礼)……いらっしゃいまし...
三好十郎 「好日」
...韮山 すると言うと――?三好 友人ですよ...
三好十郎 「好日」
...韮山 ふーん...
三好十郎 「好日」
...この野郎! 人をナメやがって!韮山 しゃあから...
三好十郎 「好日」
...此の狸め!(ピシリと韮山の頬をなぐる)二三日前から...
三好十郎 「好日」
...韮山とも言われた奴が...
三好十郎 「好日」
...……間)韮山 そいで……(言いながら...
三好十郎 「好日」
...堀井さんは韮山に、韮山は本田に、本田は銀行に...
三好十郎 「好日」
...それまではどんなに辛くても激しくてもあらゆる病気を退散させ得るものと教えられていたあの韮(にら)の代りに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その近くに韮(にら)や葱(ねぎ)が植わっていると地中の悪臭はすべてその方に吸いよせられるために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ニガイ甲府・韮崎(にらさき)あたりの名物として知られている煮貝は...
柳田國男 「食料名彙」
...新府韮崎(にらさき)の地形に拠(よ)り...
吉川英治 「新書太閤記」
...行く手の夜空に黒々と望まれる韮山(にらやま)のすそである...
吉川英治 「源頼朝」
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