...」私の郷里の備中地方では、よく韮を食べる...
薄田泣菫 「独楽園」
...ある秋の日友人阮(げんばう)から韮三十束を贈られたことがあつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...菌(きのこ)など山幸(やまさち)多き台所掛稲(かけいね)に山又山の飛騨路(ひだじ)かな十月十九日 遠藤韮城東道...
高浜虚子 「五百五十句」
...牛のしつぽに韮(にら)を刻む...
高村光太郎 「智恵子抄」
......
種田山頭火 「其中日記」
...韮山風(にらやまふう)の陣笠をかぶって...
中里介山 「大菩薩峠」
...細君は上出来の辣韮(らっきょう)のように見受けらるる...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...いきなり韮(にら)臭せえ息かなんかふわアと吹っかけておいて...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...(そう言う自分も立ったままである)韮山 (ニヤニヤ笑いながら...
三好十郎 「好日」
...韮山 そう落着いていられちゃ...
三好十郎 「好日」
...(それが自然にオルゴールの曲に合う)韮山 (それを見てビクッとして言葉を切る)…………登美 (足を上げ手を振り...
三好十郎 「好日」
...突っ立っている韮山に移して...
三好十郎 「好日」
...登美も縁側に出て来て見ている)韮山 痛えっ! わても淀橋の韮山だ...
三好十郎 「好日」
...妙了は韮山へ往った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...韮崎(にらさき)という町に宿を取って...
山本周五郎 「山彦乙女」
...妻の髮に白い韮(にら)の花がこの朝早くから刺さつてゐた...
横光利一 「妻」
...甲州韮崎(にらさき)の辺(ほと)りに築いて...
吉川英治 「新書太閤記」
...韮崎(にらさき)の夕日に焦(せ)かれながら木曾路へ向った軍馬は初め五千――夜に入ってなお一万近くも立った...
吉川英治 「新書太閤記」
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