...近来市井(しせい)に見かける俗悪な色彩のペンキ塗のブリキ製玩具の如きは...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...次に紐や革紐が切れてブリキの植物採集箱や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かくしておいたブリキカンをとり出しました...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...この紐に見覚えがあるでしょう?」ブリキ罐のなかから...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...ブリキ屋のおとッつぁんに扮(ふん)した役者の狂乱的演技はいくらか喜劇的でもあったのだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...ブリキのようにピンと尖った表紙の背を掴(つか)んでいる指には網目に編んだサファイア色の絹の手袋が篏(は)まっていて...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...長火鉢の落としはブリキで...
田山花袋 「田舎教師」
...鉄板落(ブリキおと)しの汚い長火鉢の傍に坐って...
徳田秋声 「黴」
...弾薬のいっぱいつまってるブリキ罐(かん)とがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...七月〕海の泡から生れたヴィナスブリキ製の緑の棺からのやうに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...一時間(いちじかん)で息子(むすこ)さんはすっかりよくなりますよ」それからブリキの缶(かん)をわたしてこう言(い)った...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...門の向う側のブリキ屋の仕事場から聞えてくる騒音がいっさいの物音を打消してしまうので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...陰鬱(いんうつ)な天気は――雨だれが窓わくのブリキを打っている音が聞こえた――彼をすっかり憂鬱にした...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...ブリキを引っかくような音が耳についてしようがないからなんとかしてくれ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...爺やたちは取り壊した別荘の古材木や古ブリキなぞを少し分けて貰(もら)って来て...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...ブリキ・ランタンをともし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...ブリキでこさえた大きな時計を...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...テンピの方は鉄板を四角に張って前を開き戸にしたようなものですからこれも鉄板さえあればブリキ屋で上手に出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
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