...その男は下を向いて何かブツブツと独言(ひとりごと)を言っていた...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...紫色になった唇は泡をブツブツやって...
コナンドイル Arthur Conan Doyle 三上於莵吉訳 「株式仲買店々員」
...ブツブツのある肥った顔の四十男は...
徳永直 「冬枯れ」
...私はブツブツ云いながら三人の男たちと外に出た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...リッチフォード氏は何と言いましたか」とフィールド警部補がブツブツ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...威勢好く立ちあがつた彼は何か口のうちでブツブツ小言を云ひながら胡坐に返ると...
牧野信一 「熱海へ」
...ブツブツと口のうちで呟きながら歩いてゐた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...細君がブツブツ云ふといふほどの意味なさうだが――そこで待つてゐるさうだから...
牧野信一 「出発」
...ブツブツとこぼしながら...
牧野信一 「断唱」
...時々小声で何かブツブツと呟いたりしながら何時も独りで暮してゐた...
牧野信一 「村のストア派」
...蟹はブツブツ泡(あわ)を立てました...
宮原晃一郎 「椰子蟹」
...(口の中でブツブツ言う)中年 ……(煙草に火をつけてプカプカ煙を吐いていたが)へえ...
三好十郎 「おりき」
...最初の内は柔い大きな泡がブツブツ立って来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...しかしあまり酸味の強いものは牛乳をブツブツにさせていけません...
村井弦斎 「食道楽」
...先(まず)二百五十目位な雛鶏(ひなどり)を骨付のまま五分位にブツブツに切ってお米五勺(しゃく)水五合とともに塩胡椒を加えて弱い火で気長に二時間ほど煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...低い声でしばらくブツブツ言っているうちに...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...全身を巻立てている繃帯をブツブツと截(き)り開く片端(かたはし)から...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なにをこの夜中にブツブツ寝言(ねごと)をいっている...
吉川英治 「神州天馬侠」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??