...ピッチングにも馴れたと見えて...
石川欣一 「比島投降記」
...船は相當ピッチングやローリングをやつた...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...舟は前後に激しくピッチングをやり又左右にひどくローリングをやり...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...早いピッチでうごめいているのを認めた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...縦揺(ピッチング)などはしないでしょう...
大阪圭吉 「死の快走船」
...丁度船のおだやかなピッチングのようである...
高村光太郎 「触覚の世界」
...脈搏(みゃくはく)を擬する弦楽器のピッチカットもそんなにわざとらしくない...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...「屏風(びょうぶ)の陰に見ゆる菓子盆」の揚げ句に終わる芭蕉のパートにはいったいにピッチの高いアクセントの強い句が目に立つ...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これを次に来る野坡の二句「藪越(やぶご)しはなす秋のさびしき」「御頭(おかしら)へ菊もらわるるめいわくさ」の柔らかく低いピッチに比べると...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...「彼はピッチーニをも非常に好きだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...善は急げと急ピッチを上げさせた...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてこの過程は脱臓器に除くことができない追加過程になり、これに体腔を香酒で洗い、バルサム、ヒマラヤスギ、ピッチ、アスファルト、削屑、包装材、などを詰めた...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...舞台のピアノが普通のピッチより半音低く調律されていることを知って...
野村胡堂 「楽聖物語」
...大テラスからの一ピッチ目...
早川鮎子 「穂高岳屏風岩にて」
...すなわち攫者(キャッチャー)が面と小手(こて)(撃剣(げきけん)に用うる面と小手のごとき者)を着けて直球(ジレクトボール)を攫(つか)み投者(ピッチャー)が正投(ピッチ)を学びて今まで九球なりし者を四球(あるいは六球なりしか)に改めたるがごときこれなり...
正岡子規 「ベースボール」
...糸の類(たぐい)にて充実(じゅうじつ)したるもの)投者(ピッチャー)が投げたる球を打つべき木の棒(バット)(長さ四尺ばかりにして先の方やや太く手にて持つ処(ところ)やや細きもの)一尺四方ばかりの荒布にて坐蒲団のごとく拵えたる基(ベース)三個本基(ホームベース)および投者(ピッチャー)の位置に置くべき鉄板様の物一個ずつ...
正岡子規 「ベースボール」
...ここの地下室の古井戸は随分深い上にピッチリと蓋が出来るようになっていて...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...急ピッチでいつも真紀子の横腹へ突入して来た...
横光利一 「旅愁」
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