...そして子供の浮子がビクッと大きく動いた...
梅崎春生 「魚の餌」
...博士はいつもの習慣でビクッと...
海野十三 「空気男」
...殊に黒川先生は顔色を変えてビクッと身動きされた...
江戸川乱歩 「悪霊」
...「ウン、少し……」大宅は痛い所へ触られた様に、ビクッとして、併(しか)し強(しい)て何気ない体(てい)を装った...
江戸川乱歩 「鬼」
...雪子はビクッと身を震わせて驚くのだ...
江戸川乱歩 「鬼」
...大きくビクッと波打ったかと思うと...
江戸川乱歩 「鬼」
...ビクッとしたように振り向いたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...高橋さんはビクッとして...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...ビクッとしたのになおも...
田中英光 「オリンポスの果実」
...その時わたくしはなんだか本能的にビクッとしたので...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「古書の呪い」
...少年は、ビクッとして、きき耳を立てていましたが、転がるように窓のところへ行って戸外(そと)を眺めると、真っ青な顔をして戻って来て、息もたえだえに、喘(あえ)ぐのです...
久生十蘭 「キャラコさん」
...意識を失ったまま身体をビクッとさせるが...
三好十郎 「冒した者」
...ビクッとしてロを開けて声の無い叫び声をあげ...
三好十郎 「冒した者」
...ビクッとしてあたりを見まわして...
三好十郎 「胎内」
...ふいに、「こい(カムオン)!」と、小指をヒクヒクふると、「…………」ブルが顔をしかめて、ビクッとする...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...玲子も両手を顔に当てたままビクッとした位であったが...
夢野久作 「継子」
...お蝶も一緒にビクッとして...
吉川英治 「江戸三国志」
...思わずビクッとした...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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