...トウガラシのヒリヒリとした刺激性の性質は上にのべた物質で色をつけるとブランディおよびラム酒の香りを高めていたことを知らなかった...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...最後に汁を呑んで咽喉(のど)がヒリヒリしたことまでおぼえている...
石川欣一 「飢えは最善のソースか」
...咽喉がヒリヒリする...
石川欣一 「可愛い山」
...ヒリヒリ致してどうも成り申さぬ」大名行列の大勢ことごとくが...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...同時に激しく何かを喘(あえ)ぎ求めて心がヒリヒリしているこの日頃の...
高見順 「如何なる星の下に」
...手の甲がヒリヒリとかなり痛んでいたのです...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...脹(は)れぼったい眼の縁がヒリヒリしました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ヒリヒリと痛みます...
中里介山 「大菩薩峠」
...喉がヒリヒリする」と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...長い事クリームを塗らないので、顔が、ヒリヒリする...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...その同じ場所を訪れた時の記憶もヒリヒリと眼のまえに彷徨(さまよ)っていた...
原民喜 「秋日記」
...次兄の肩の傷もヒリヒリと痛むらしかつた...
原民喜 「星のわななき」
...咽喉(のど)がカラカラに乾いて呼吸(いき)をするたびにヒリヒリと痛んだ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...日本で昔単にヒル(その鱗茎を食うと口がヒリヒリするのでいう)と呼んだのは...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...さっきなぐられた右のほっぺたがヒリヒリしなかったら...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...動くたんびにヒリヒリと痛み出して来たんですもの...
夢野久作 「支那米の袋」
...脳味噌の中心にヒリヒリと焦げ付く位である...
夢野久作 「ナンセンス」
...ヒリヒリと熱をもって来た...
吉川英治 「醤油仏」
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