...意味もないヒステリー状態とでも言いますか...
梅崎春生 「Sの背中」
...ヒステリーにさせちゃ駄目じゃないか」と...
海野十三 「宇宙尖兵」
...ヒステリーという奴は大抵の亭主を狂気にして了うものだ...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...今日(こんにち)でいえばヒステリーのような工合の人で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...隣室のヒステリー夫人ます/\ヒステリツクとなる...
種田山頭火 「行乞記」
...彼はやっと自分がヒステリーにかかったのだと覚った...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...わざとその客を引き留めて雑談に時を過しながらヒステリーの女みたいに癇癪(かんしゃく)の強い新吉の気を抜いていた...
近松秋江 「うつり香」
...ヒステリーも起さず...
豊島与志雄 「夢の図」
...ヒステリー患者のような防空演習の御連中には...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...見習いは“call”すなわちある種のヒステリー的で催眠術的な動作を行えるまで...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ヒステリー性の偏執狂とでも言うべきでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは死にまで昂(かう)じたヒステリーの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひどいヒステリーになつて居る内儀は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私はヒステリーよ...
水野仙子 「道」
...私にヒステリー気味がないことをほめて下すって有難う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...唇の色まで変ったヒステリーじみた表情をしていた...
夢野久作 「少女地獄」
...もっとヒステリーなのになると...
夢野久作 「鼻の表現」
...とうとう本物のヒステリーにかかってしまう...
夢野久作 「鼻の表現」
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