...急に激しいヒステリー風(ふう)なすすり泣きに変わって...
有島武郎 「或る女」
...それと共に勃発的(ぼっぱつてき)に起こって来るヒステリーはいよいよ募るばかりで...
有島武郎 「或る女」
...それから後がいつまでもヒステリーのやうな風に...
鈴木三重吉 「桑の実」
...ままヒステリーが起(おこ)るのである...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...家にいてましてもまるでヒステリーのようになってましたけど...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...たとえば女のからだのある変化に随伴して起こりがちなヒステリーなどは...
寺田寅彦 「笑い」
...」猜疑深(うたぐりぶか)い叔母は淋しい顔にヒステリー性の笑(え)みを洩(も)らした...
徳田秋声 「足迹」
...之に反してブルジョアのヒステリーマダムがお召を一反万引しても...
戸坂潤 「社会時評」
...」彼女はもう立派にヒステリーを起していた...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...ヒステリーも起さず...
豊島与志雄 「夢の図」
...ヒステリーでしょうよ...
豊島与志雄 「別れの辞」
...歇私的里性(ヒステリーしょう)の細君に対して...
夏目漱石 「道草」
...「又(また)ヒステリーが始(はじ)まつたね...
夏目漱石 「門」
...恐ろしいヒステリー症状が幾日も幾日も続いた後...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...若宮の女房にヒステリー起されて逃げ廻るところで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小学校のラジオで私はこの好季節をヒステリーになったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ヒステリー患者のように笑いつづけた...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...とうとう本物のヒステリーにかかってしまう...
夢野久作 「鼻の表現」
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