...いく人かはヒステリーをおこさんばかりだった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...これが嵩(こう)じると自分までヒステリーのようになって...
有島武郎 「星座」
...夫人のヒステリーの昂(こう)じたころ...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...ヒステリーになり気違いにもなる...
江戸川乱歩 「疑惑」
...私は一種のヒステリーみたいになっていた...
高見順 「如何なる星の下に」
...隣室のヒステリー夫人ます/\ヒステリツクとなる...
種田山頭火 「行乞記」
...私たちは愛と汗とを注いできたことか――しかし結局のところ二人とも余りの失望にヒステリーを起こしそうになりながら...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...あなたの方がよっぽどヒステリーだわ...
豊島与志雄 「理想の女」
...前にもいつたやうに其内儀さんといふのはヒステリーで氣分のいゝ時はそれや此やと女中をいたはつてお供で出る時には何かと買つてくれる...
長塚節 「開業醫」
...「又(また)ヒステリーが始(はじ)まつたね...
夏目漱石 「門」
...物のわかつた方ですが」それは老孃(オールドミス)によくある更年期のヒステリーでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その激しいヒステリーの発作のことは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのヒステリーが...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...「ヒステリー面貌(ファシイス)」「獅子的面貌(レオンチア・ファシイス)」とともに病的面貌の三大類型の一つになっている...
久生十蘭 「フランス伯N・B」
...若宮の女房にヒステリー起されて逃げ廻るところで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...極度なヒステリー女など...
北條民雄 「間木老人」
...小学校のラジオで私はこの好季節をヒステリーになったから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あれが妾のヒステリーっていうものかも知れないけど...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
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