...その他のヒステリー的な症状をしばしば呈した...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...急に激しいヒステリー風(ふう)なすすり泣きに変わって...
有島武郎 「或る女」
...高度のヒステリーにかゝつて...
有島武郎 「お末の死」
...彼女らしいヒステリーを起した...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...これで春三郎の氣狂じみた癇癪が益募れば照ちやんのヒステリーは愈重くなる許りであつたらう...
高濱虚子 「續俳諧師」
...それに昨年あたりからヒステリーのようになっている細君(さいくん)のことも影を曳(ひ)いていた...
田中貢太郎 「一握の髪の毛」
...私たちは愛と汗とを注いできたことか――しかし結局のところ二人とも余りの失望にヒステリーを起こしそうになりながら...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...例のヒステリーの話が出はしまいかとびくびくものだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...之に反してブルジョアのヒステリーマダムがお召を一反万引しても...
戸坂潤 「社会時評」
...今日の風俗取締りのヒステリー現象はこの理由から発生する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ヒステリーのうちにもコンスタントなものはある...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...馬鹿と気ちがいと病人とを七分三分に舂(つ)き合せたるもの此れを女房というとはヒステリーの妻に呆れたる夫の言にして...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...多少はヒステリーのせいかとも思ったが...
夏目漱石 「門」
...いつものヒステリー声がビンビン天井をつき抜けて行く...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ヒステリーだから少し休ませろとすゝめたが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...妻のヒステリーはひどくこうじて来た...
細井和喜蔵 「モルモット」
...私の神秘さはヒステリーの全くの消失という...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...混乱したヒステリーの気儘を表現した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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