...「お前までヒステリイになっては困る」と話を反らせるのを常としていた...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...七歳から十三歳までは東プロシアのケニヒスベルグの祖母の許で育つた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...尚又その娘のむしろヒステリカルな我儘は...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...すると彼女は、いよいよ言うことに詰ったと思われて、畳んでしまった着物をそこに積み重ねたまま、箪笥の前に凭(もた)れかかってじっとしていたが、ヒステリックに、黒い、大きな眼を白眼ばかりのようにかっと(みひら)いて、「わたし何も、引いてからあんたはんのところへ行く約束した覚えありまへん」と、早口にいった...
近松秋江 「狂乱」
...吾々は之を多くのヒステリー患者に於て見ると共に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...奥さんがヒステリイを起していらっしゃいますと告げるので...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...丸顔なヒステリーだというほかは知らない...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...これは日本にとって大きなヒストリカル・イヴェントなんですから...
久生十蘭 「だいこん」
...若宮の女房にヒステリー起されて逃げ廻るところで...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何処かヒステリカルな痙攣に聞えた...
北條民雄 「月日」
...その爪と見ゆるは実は蹄(ひづめ)で甚だ犀(さい)の蹄に近い(ウッド『博物画譜(イラストレーテッド・ナチュラル・ヒストリー)』巻一)...
南方熊楠 「十二支考」
...ケーテ・シュミットは故郷のケーニヒスベルクへかえってきた...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...たしかにいくらかヒステリーだったのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...殆んどヒステリー患者に類する狂躁状態だけが君達を支配したのである...
三好十郎 「俳優への手紙」
...極端にヒステリックになっていはしないだろうか...
室生犀星 「香爐を盗む」
...神経衰弱とヒステリーと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...とうとう本物のヒステリーにかかってしまう...
夢野久作 「鼻の表現」
...ヒステリックな声で呶鳴った...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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