...彼等の大を成すものはこのヒステリイの外にある彼等の表現力そのものである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ヒステリツクになつたムツソリニは勿論国際的に危険である...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...しかし兎に角詩人たちはいづれもヒステリイを起してゐた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ひどくヒステリツクになつてゐる時などに...
伊藤野枝 「私信」
...すこしヒス気味ではあるが...
海野十三 「地獄の使者」
...ヒスパニオーラ号に吹きつけ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...今ヒステリイを起こしてるのはお母さんで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...神様は好んで女にヒステリイをお授けになったのだ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...その発作はヒステリイじみていて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ヒストリック)の人である...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...孤独で、無智で、神経質で、ヒステリックで、何を考へて、街を放浪したいのか、富岡には、さつぱり判らない小さな悪魔だつた...
林芙美子 「浮雲」
...そして傍らの「ヒストリイ・オヴ・デビルズ」の辞書は...
牧野信一 「鬼の門」
...異観に誇った(プリニウスの『博物志(ヒストリア・ナチュラリス)』十一巻百九章)...
南方熊楠 「十二支考」
...ミョンヒスベルヒという岡の方の見える部屋を借りた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...* 妻のヒステリーが治まって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「女はみんなヒステリイさ...
山川方夫 「愛のごとく」
...周期的にかならず人びとをおとずれるヒステリーの発動というやつにすぎないんだ...
山川方夫 「お守り」
...マゾヒストの甘美な境界へズンズン陥って行きつつある……彼女の小さな赤い舌に全身の体液を吸い取られて...
夢野久作 「鉄鎚」
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