...彼を理解しない弟子たちの中に時々ヒステリイを起しながら...
芥川龍之介 「西方の人」
...殊に詩人たちは余人よりもはるかにヒステリツクな傾向を持つてゐるであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...船の中にいる時にヒステリーになったのではないかと疑った事が二三度ある――それがほんとうだったのではないかしらんとも思われた...
有島武郎 「或る女」
...このやうにヒステリの高ぶつて來た女なら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...妻の千代子のヒステリを噛み殺した樣な...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私は帆を揚げて走っているヒスパニオーラ号を見たのだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...ヒステリイを起しちゃうんだから仕様が無い...
太宰治 「乞食学生」
...女は落ち窪んだヒステレー性の力のない目でお庄をじろじろ眺めたが...
徳田秋声 「足迹」
...之に対して拓務省側の警察官がヒステリカルに喰ってかかっているのである...
戸坂潤 「社会時評」
...カテリーナ・イワーノヴナのヒステリイは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ヒステリー的な陽気さではしゃいでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三千代は歇私的里(ヒステリ)の発作に襲われた様に思い切って泣いた...
夏目漱石 「それから」
...同時に彼女の歇私的里(ヒステリー)を恐れた...
夏目漱石 「道草」
...ヒステリー性の偏執狂とでも言うべきでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私達は! はずかしい――(ヒステリックに泣き出してしもう)誠 (それをたち切って)双葉...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...唇の色まで変ったヒステリーじみた表情をしていた...
夢野久作 「少女地獄」
...芬(ふん)姉妹(きょうだい)から受け伝えていたマゾヒスムス的変態心理の慾望と記憶とを...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その文章は実に陰惨なヒステリックな感じを与える...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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