...此の黙劇(パントマイム)からそのしぐさで私が推察したんですが...
梅崎春生 「桜島」
...いいじゃないですか」「困るんですよ」と帆村はパントポンの壜に一眄(いちべつ)を送りながら云った...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...パントポンの数量が残っているのじゃありませんか...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...パントポンの代りに...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...年々やめしいのままに鶴(つる)のひな育ちゆくらしあわれ 太るも (元旦(がんたん)試作)モルヒネ アトロモール ナルコポン パントポン パビナアル パンオピン アトロピンプライドとは何だ...
太宰治 「斜陽」
...仏蘭西型の踵(かかと)の附いた浅黄色の絹の上靴(パントウフル)を...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...パントーオスの生める子を先鋒中に死なしめず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その大言にメネラオス大に怒り叫び曰ふ、『あゝわが天父クロニオーン、過度の高言聞き苦し、豹の暴びも及ぶまじ、獅子のあらびも叶ふまじ、 20其胸の中猛然と力に誇りものすごく、怒り狂へる*野猪も亦、パントオスの子、白楊の槍を使へる傲慢の彼の暴びに劣るべし!ヒュペレーノール、騎馬の將、誇りて我を侮りて、アカイア中の卑怯者とわれを欺き戰へる、 25其時彼の青春の血氣は遂に空しくて亡べり、思ふ、彼の脚、彼を運びて恩愛の妻と父母との喜びに故郷に歸り去らしめず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...カルパントラスの者...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あの山案内(ギイド)は明日(あす)の夜明けに、そこへ迎いに来ることになってるんだから」「へい、かしこまりました」と、コン吉が次の間へ入ってみると、さながら大観工場の棚ざらえのごとく、フライ・パン、大薬鑵(やかん)、肉ひき機械、珈琲(コーヒー)沸し、テンピ、くるみ割り、レモン汁絞器(しぼり)、三鞭酒(シャンペンシュ)、ケチャップ・ソース、上靴、小蒲団(クッサン)、ピジャマ、洗面器、マニキュア・セット、コロン水、足煖炉、日章旗、蓄音機、マンドリン、熊の胆(い)、お百草、パントポン、アドソルピン、腸詰め、卓上電気、その他いろいろ……という工合に、机の上と下に参差落雑しているので、さすがのコン吉もあきれ果て、「つかぬことをうかがうようですが、このマンドリン、ってのは一体何の代用に使うのですかね」とたずねると、タヌは口をとがらして、「馬鹿ね(高い山から)の伴奏を弾くんじゃありませんか」といった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...木骨コンクリートの食料庫(パントリー)の屋根を全焼したところで消しとめられ...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...パントリーを使わないのをいいことにして...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...セリフ無しのパントマイムばかりを並べた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この生活とが飽和したパントマイムの虹を描きながら眠る...
牧野信一 「読書と生活」
...パントムのあかりを探しまはるのですが...
牧野信一 「ひとりごと」
...是非ともパントムなるうちを探してアザミさんとやらに会いたい! と...
牧野信一 「ひとりごと」
...大体イタリーがオペラの本場となったのは、宗教の本山がそこにあって、宗教劇、パントマイム、合唱団などの徐々の発展がルネッサンス時代に芸術的な高揚をとげて、法王だの大僧正だのが、作者となっていて、イタリー各地の貴族はその保護にあたっていて、ロレンゾ・ド・メディチは(レオナルドもいきさつがあった人)最大の人でした由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自らがパントゥスの子エウフォルボスなりしことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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