...パックやウォッヘの切抜で下らぬものばかりである...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...突然パックリと一寸ばかりの傷口が開いた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...例の隠れ柱が音もなくパックリと口を開き...
海野十三 「恐怖の口笛」
...パックリと底板が明いた...
海野十三 「軍用鼠」
...パックリとくずれおちて...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...口をパックリあけてただ驚くばかりだった...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...日満的パックス・ローマナ(Pax romana)ローマの平和も心細いものだ...
戸坂潤 「社会時評」
...この日満的パックス・ローマナには他に問題があったのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...主膳のパックリとあいた額の真中の眼が爛々(らんらん)と輝きはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜になると患者の控室になつて居る表の座敷の釣りランプの下で箱火鉢に倚り掛りながら藥局生が中央から分けた髮を光らせてパックを披いて見て居る...
長塚節 「開業醫」
...パックである...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...*ゴルリッツアやゴパックを踊るなどといふ訳にいかなかつたのは勿論のこと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...パックリ開(あ)くなどという気遣(きづか)いは有るまいが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其国名を略記すれば旧土耳其いよ/\縮少されコンスタンチノーブル自由国と称し、面積わづか百方里其領地はアッシリア、ヘヂアズ、アルメニア、パレスタイン等の国々が出来、旧ロシアの王朝は顛覆され首府をモスコーにうつし労農政府の支配下に立ち、シベリア方面にてはウラジオ政府チタ政府等互ニ割拠し、コーカサス方面ではアゼバイジャン、ジョージヤ其他バルト沿海に国をたつるもの少からず、其筆頭はフィンランドとし独逸の東北にダンチツに自由市の独立を見、更に東北にはポーランド、リトワニアがあり、黒海沿岸の北部にはウクライナ、タウリダ、ドン等其他バシキール、ヒバ、ボハラ、北ロシア、チェック、スロパック、ユーゴー、スラブ、ハンガリア、最近時にては英領エジプトが今春独立し、インドも反旗を飜し独立を企だてゝ居る...
槇村浩 「世界大戦の後」
...その隣人たるカザルパック族...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...パックが二人のアテナ人の瞼にしぼりかけた魔法の草汁のききめは...
宮本百合子 「現代の主題」
...パックの草汁をつかったのであろう...
宮本百合子 「現代の主題」
...この体のがっしりしたパックさん位のものだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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