...自由主義政治の大勢に押されていたドイツ陸軍もモロッコ事件やバルカン戦争並びに仏露の軍備充実に刺戟せられて一九一一年以来若干の軍備拡張を行ない...
石原莞爾 「戦争史大観」
...ここはバルカン半島のどこかで...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...彼(か)のバルカン地方の伝説『吸血鬼』にも比すべき...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...巴爾幹(バルカン)諸州その他に於て...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...この節は巴爾幹(バルカン)に向っても四方に攻勢を取っているゆえんである...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...スラヴ民族の発展せんとする巴爾幹(バルカン)半島にゲルマン民族もまた発展せんとする...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...不安の念を抱かしめたのはバルカンである...
大隈重信 「平和事業の将来」
...それに二面の方では支那(しな)問題、バルカン問題、米国の排日問題やらで、電報、通信、電話などがしっきりなしにやって来てごたごたしていた...
相馬泰三 「六月」
...バルカン諸王国の運命も気にかゝらんことはないが...
高田保 「貸家を探す話」
...バルカンの運命などどうだつていゝ...
高田保 「貸家を探す話」
...びっくりした妻はバルカン諸国のヴィザをとるのに駆け廻り...
滝沢敬一 「ブイヨン・ドンゾール」
...バルカンと云ふのを見ましたが...
林芙美子 「浮雲」
...一九一四―一八の世界大戦によって惹き起されたバルカン半島における政治的乃至領土的紛擾の際にも...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...バルカンの国民的性格のなかに...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...バルカン諸国は常に衝突があり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...バルカン政治より...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...過去にバルカン半島で重要任務を行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...恰(あたか)も欧州戦前のバルカンの如く...
夢野久作 「謡曲黒白談」
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