...此間から見えなかつた斬髮機(バリカン)が一挺...
石川啄木 「天鵞絨」
...栄介が手ずからバリカンを使った...
梅崎春生 「狂い凧」
...彼はバリカンを持ったことが一度もない...
梅崎春生 「狂い凧」
...(此の頃バリカン式と云ふ鉛筆削りが出来たので大分助かるが...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...樹明君がバリカンを持つてきて...
種田山頭火 「其中日記」
...樹明君バリカン持参で来庵...
種田山頭火 「其中日記」
...バリカンが駄目なので...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ところが植民地へ来てから青年がバリカンを使う事を心得て居たので早速バリカンを買い込んでこれに理髪を任せた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...お父さんかお母さんの手に握られたバリカンでした...
新美南吉 「疣」
...そのバリカンはもう五六年前から...
新美南吉 「疣」
...どこかからバリカンをとり出してきました...
新美南吉 「いぼ」
...バリカンは、家のと同じもののように見えました...
新美南吉 「いぼ」
...バリカンがさわったとき...
新美南吉 「いぼ」
...三銭でバリカンを借りて来るといふのであつた...
牧野信一 「創作生活にて」
...バリカンが山の斜面を滑る橇のやうにスルスルと正吉の頭を撫でゝゆくと...
牧野信一 「やぶ入の前夜」
...」と床屋の若い者はバリカンを動かしてゐた手を止めて...
牧野信一 「やぶ入の前夜」
...お父さんの後(うしろ)から髪を刈るはさみやバリカンを入れた箱を持つてついて行きました...
村山籌子 「髪床やの大根さん」
...ひどくいけぞんざいにこの頭をバリカンであしらわれましてね...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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