...朝鮮人のバラスとりの監督をするのである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
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大石喜幸 「嵐の中で」
...積荷も底荷(バラスト)もないその船が引っくり返りはしまいかと船中の皆が心配した...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...無駄なバラストとして記憶の重荷になるばかりである...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...バラス(訳者注 革命内閣時代の華美豪奢な人物)の時代のあらゆる優美さを最もよく集めた服装と態度とをして...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...バラスと砂混りの粘土で...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...昼過ぎから猛烈な吹雪が襲って来たので、捲上の人夫や、捨場の人夫や、バラス取り、砂揚げの連中は「五分」で上ってしまった...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...バラス採集所の掘り残しの狭い高いところを通ったりして...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...コンクリ材料の砂やバラス...
葉山嘉樹 「万福追想」
...どうでもバラスはずはあるまいと...
久生十蘭 「金狼」
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広海大治 「拡大されゆく国道前線」
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広海大治 「章魚人夫」
...只ドックへ這入るのにバラスト――安定を与えるために船底に積み込む砂...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...向う側の足の下のバラスの所ば掘つてくれ...
三好十郎 「おスミの持参金」
...市会議員の或る一派が往来のバラスや...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...バラスや鉄管や石炭...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...彼の足の下に後から後から現われて来る線路の枕木の間ごとに変化して行く礫石(バラス)の群れの特徴が...
夢野久作 「木魂」
...凝視していた砂利(バラス)の上に...
夢野久作 「木魂」
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