...必要な量を混ぜて濃いバッター(粉...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...バッタは、外のみぞの中にすわって、世の中ってもののことを、じっと考えていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「とびくらべ」
...すぐバッタリとたおれてしまいました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...やがて、その物音が、バッタリ止った...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...前にバッタリ大木が倒れた状態...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...それは往来の、丸められた蒲団の下からムクムクと起き出した女が――ボロボロに焼け焦げた着物の恰好から、私も確かにそれを年増の方の女だと見たのであるが――突然に泳ぐような足取りで、フラフラと立ち出でて、二足三足歩み出したかと思う間もなくたちまち、バッタリ倒れて、「いけねえ、いけねえ! もうみんな助かっていると言うのに! お内儀(かみ)さん! 動き出しちゃいけねえじゃねえか!」と叱りつけるようにして、その後から一人の男が大急ぎで蒲団を広げて追っ駈けてゆくところであった...
橘外男 「生不動」
...ナッシン・バッタテーラ」というふうに聞こえたくらいである...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...男は股引(ももひき)に腹かけ一つ、黒(くろ)鉢巻(はちまき)の経木(きょうぎ)真田(さなだ)の帽子を阿弥陀(あみだ)にかぶって、赤銅色(しゃくどういろ)の逞(たくま)しい腕に撚(より)をかけ、菅笠(すげがさ)若くは手拭で姉様冠(あねさまかぶ)りの若い女は赤襷(あかだすき)手甲(てっこう)がけ、腕で額の汗を拭き/\、くるり棒の調子を合わして、ドウ、ドウ、バッタ、バタ、時々(ときどき)群(むれ)の一人が「ヨウ」と勇(いさ)みを入れて、大地も挫(ひし)げと打下ろす...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...バッターボックスに立っているような...
外村繁 「澪標」
...バッタを入れてくれと頼(たの)んだ」「誰も入れやせんがな」「入れないものが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...バッタだろうが雪踏(せった)だろうが...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...バッタのごとく飛出すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐しい勢いでバッタリ真正面から衝き当った萬朝を...
正岡容 「小説 圓朝」
...そのままバッタリ倒(たお)れてしまいました...
宮沢賢治 「貝の火」
...場末の夏は虫の声々風流思いのままだった時代市内でバッタを追い回した時分...
山本笑月 「明治世相百話」
...吾輩はバッタリと立止まった...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...そうほうバッタリと出会いながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いつどこでバッタリ鉢合せするか分らないから...
吉川英治 「八寒道中」
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