...とハラハラしていらっしゃる...
太宰治 「十五年間」
...ハラハラして落ち附(つ)かない気持になるものだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...ハラハラしていたようでしたよ」「ははあ...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ハラハラしていた宿役人どももまた笑い出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちは一日ハラハラしていましたぜ」「それは気の毒だ」平次はいっこう気の毒そうにもしません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此方は一日ハラハラして居ましたぜ」「それは氣の毒だ」平次は一向氣の毒さうにもしません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尻が割れさうでハラハラして居ることでせうね」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼓村さんは息子が踊りで叱(しか)られるのまでハラハラして...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...先生は赤ん坊にハラハラしているのを見ると...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...山木があまり柄にもなく大きな仕事をするのでハラハラしていましたが...
久生十蘭 「魔都」
...彼女が自身のことにうつかり敬語でも使はなければ好いが――などゝハラハラしてゐた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...ハラハラしてゐるうちに...
牧野信一 「春」
...私などハラハラして眺めていた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...見もしないでべりべり破って竈の火にくべてしまう)ざまを見ろ! (男二それらの書類の燃えて行くのを見てハラハラして思わず走り去ろうとするが隊士を恐れて走り去れず...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ホントに私は毎朝いまごろになるとハラハラして頭が痛くなりますよ」「だってお母さん市へ出かけるのは...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...そこん所を――せい (ハラハラして中腰になり)もう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その前からハラハラして一同を見まわしていたのが...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...その子供らしい所を憐れみハラハラして見ているようである...
三好十郎 「肌の匂い」
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