...女達はハブに咬まれないやうに炬火(たいまつ)を点(とぼ)して帰って来る...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...プレハブ住宅もある...
梅崎春生 「幻化」
...妻ハブランデーガ過ギルト時々中座シテ便所ニ隠レテイルガアルノデ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...なんとハブ草の実を黒くいり上げて粉にひいたものらしかった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ソノ外ノ者ハ或ハブチ殺サレ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜は船長や事務長から恐ろしいハブの話や...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...それでは琉球へ來て琉球名物のハブにお目にかゝらずしてしまふのは殘念であると云ふと...
濱田耕作 「沖繩の旅」
......
原民喜 「原爆小景」
...ギラギラノ破片ヤ灰白色ノ燃エガラガヒロビロトシタ パノラマノヨウニアカクヤケタダレタ ニンゲンノ死体ノキミョウナリズムスベテアッタコトカ アリエタコトナノカパット剥ギトッテシマッタ アトノセカイテンプクシタ電車ノワキノ馬ノ胴ナンカノ フクラミカタハブスブストケムル電線ノニオイ倒壊の跡のはてしなくつづく路を馬車は進んで行った...
原民喜 「夏の花」
...煩擾(はんじょう)ヲハブキ...
本庄陸男 「石狩川」
...そして私にアハブの剣をお借し下さい――君...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...以前ハブ蛇多き山を焼くとかように自身を咬んだまま死んだハブばかり間(まま)見当った由...
南方熊楠 「十二支考」
...那倶羅(ナクラ)は先年ハブ蛇退治のため琉球へ輸入された英語でモングースてふイタチ様の獣で...
南方熊楠 「十二支考」
...毒蛇ハブと蜈蚣(むかで)は敵でハブ到底蜈蚣にかなわない...
南方熊楠 「十二支考」
...島田の方へは今日お母さんのお気に入りのハブ茶と中村屋の柔かい甘納豆とをお送りいたします...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのへんの事、くわしく書くのは、ハブキます...
三好十郎 「肌の匂い」
...ハブに噛まれるという俗信が近い頃まであった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ハブリと片仮名で書いた木札を附けた犬の籠が片隅に十ばかり固まっている...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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