...余儀なく不破をひっかつぐようにしてハシゴ段を降りた...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...人ごとに一つの癖はあるものを――私には酒癖がある、酒を味ふならそれでよろしいのだが、私はハシゴだ、飲みだしたら次から次へと飲み歩いて、泥酔するまで飲みつゞける、……ぐでん/\の老いぼれはおよそ愚劣の愚劣の愚劣だ!私は文字通りの無能無才で、人並以上に出来ることが二つ、たつた二つある、一つは句を作ること、他の一つは酒を飲むことである、あさましい存在ではある!草は生えるがまゝに生えさしておけ、虫の宿もよいではないか...
種田山頭火 「一草庵日記」
...ハシゴと槍とさし又におさえられて...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...ほそいほそいハシゴになるのです...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...らくらくとそのハシゴをのぼって...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...どうしても受取らない」「なるほどそれで両国から明神下までハシゴ酒をやったのか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二三軒ハシゴするうち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...犬の子のように先へハシゴをかけ登って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...コーヒー店のハシゴをして...
三好達治 「オルゴール」
...もともとハシゴはやらないで腰を落ち着ける方なのであるが...
山之口貘 「酒友列伝」
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