...その劣等な生活内容を裏付けるに稀世の天才にのみ許される自信を以つてするチグハグな「自己肯定者」を見た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...高一のかわいがっていたハグロとアシガラという二羽の伝書鳩でした...
海野十三 「電気鳩」
...ズボンのきれをくわえたハグロは...
海野十三 「電気鳩」
...ハグロはその前に...
海野十三 「電気鳩」
...そうしたチグハグな踊り子の踊りを実際見ている...
高見順 「如何なる星の下に」
...―――」そう云って彼女はハグラカシてしまって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...タツは、案外チグ、ハグな、失望した気持だった...
徳永直 「工場新聞」
...吾々が店頭で新刊の書物の頁をハグって見るということからが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...神仏混淆(しんぶつこんこう)のチグハグなもので...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウハキはハミガキウハバミはウロコ太陽が落ちて太陽の世界が始つたテツポーは戸袋ヒヨータンはキンチヤク太陽が上つて夜の世界が始つたオハグロは妖怪下痢はトブクロレイメイと日暮が直径を描いてダダの世界が始つた(それを釈迦が眺めてそれをキリストが感心する)...
中原中也 「ダダ音楽の歌詞」
...それも何となくチグハグで哀れ深い姿でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...恐ろしくチグハグ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...わたしはちょっと気持ちがハグらかされた...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...」まあ何てチグハグな世の中であろう――...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...あわててハグラかしにかかった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...お母様がつけておいでになったオハグロの美しさをいつもいつも思い出しました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...チグハグな道路工事往来で買った新聞を通じて東京市政を見ると...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...どこから借りて来たものか上下チグハグの紋服に袴(はかま)を穿いて悔みに来た...
夢野久作 「近世快人伝」
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